2014年12月16日火曜日

先日開催された、日本政策学校主催のイベント“チャイルド・プア〜社会を蝕む子どもの貧困”。

本企画のきっかけはは―当団体の説明会「Chance Maker Hour」にお越しいただいた日本政策学校の学生の方が、児童養護施設の問題、そして子どもの貧困について興味・関心を持って戴き。その時に、講師が「チャイルド・プア〜社会を蝕む子どもの貧困〜」(著:新井 直之)を紹介したご縁で、今回の企画開催となりました。

「児童養護施設で保護されていない子どもたち」の貧困



子どもの貧困というテーマでは、私たちLiving in peaceも常に直面している問題であったが、働いてもギリギリの生活水準の維持さえ困難というワーキング・プアと同様にチャイルド・プアという言葉で認識したのは初めてでした。

チャイルド・プアというのは造語で子どもの貧困は国際的には「Child poverty」と表現し「Child poor」とは言わないそうです。

今回の講演は、NHK報道番組ディレクターである新井直之さんがすべて自身で実際取材されたもので、子どもの顔が浮かぶような現実的なお話でした。

これまで、児童養護施設で保護されている子ども達の生活環境を知る機会はあったのですが、施設の外で過酷な環境にさらされている子どもの話は衝撃的なものばかりでした。「学校の給食が唯一の食事」「虫歯やケガの治療ができない」「遠足にいけない」など…実親のもとに居ても、家が貧しいことが理由でこのような環境で生活している子どもが日本にも存在している。

“見ようとしないと見えない”子どもの貧困


新井さんのお話で、とても共感したのが、こうした問題は見ようとしないと見えないということ。こうした子どもは川の岩陰で溺れた状態、と例えていたがまさにその通りで、個別具体的な救いの手を必要としていながらも社会的認知度が低く、公に取り上げられる機会も少ない。

この文章を読んでくれている貴方のまわりを見渡してみても、そうかもしれない。ご自身の近くに貧困家庭で暮らしている子どもは居ないという人がほとんどだろうし、普段の生活で気にかけたことも少ないと思う。ただ、日本の子どもの貧困率は15.7%と言われており、子どもの約6人に1人が貧困状態にあると云われている。

遠い世界のことのように感じるかもしれないが、同じ日本国内にこうした子どもは存在している。話を聞くだけだと他人事のように聞こえるかもしれないが、もしご自身の身内や知り合いの子どもでこのような環境で苦しい思いをしていると知ったら手を差し伸べたいと本能的に思うはず。

いかに他人事で終わらせず子ども達の環境を良くしていくかは、子ども達と自分の距離感だと、私は考えています。いかに他人の子どもでも、なんとかしてあげたいと感じられるかどうか…

私たちは今後もその橋渡しをしていきたいし、関心をもつ大人が増えることを願っています。


新井 直之(NHK報道番組ディレクター)さん、中原 しんすけ(船橋市議会議員)さん、有難う御座いました。
この度、児童養護施設の支援を事業とするLiving in Peaceは、2015年より大学・専門学校への進学を志す児童養護施設の子ども達へ給付型(返還の義務なし)の奨学金をスタートします。

Living in Peace教育プロジェクト 奨学金事業の背景


平成26年度の文科省調査によると、高校卒業後に大学や専門学校に進学する子どもは全国の76.9%。一方、児童養護施設を卒園して進学する子どもは22.6%と、大きなギャップが開いています。

施設の子ども達は進学に興味がないのでしょうか?私たちは複数の施設で聞き取り調査を行い、課題は大きく3つあると考えました。

1)将来への意欲を持てない・・・

施設の子ども達の半数以上は、虐待を受けた経験を持っています。傷ついた自尊心を癒し、自分の存在を無条件に肯定できるようになるのは容易ではありません。将来に希望や意欲を持つことと、自分の価値を信じることには深い関係があります。

児童養護施設の子ども達にとって、まず自分を信じ、当たり前に夢を持つことが最初のハードルになります。

2)「進学=当たり前」と感じられる環境がない・・・

施設の子ども達にとって進学は身近なものではありません。なぜなら、進学していった施設の卒業生や友達を目にすることがないからです。ある施設から1人進学者が出ると、翌年以降も次々と進学希望者が出ることは珍しくありません。

同じ環境から進学した先輩が周りにいないことが、子ども達の選択肢を狭める一つの要因となっています。

3)最大の問題点は、経済的に進学が困難なこと・・・

学費を工面できずに進学を諦めるケースが数多く存在しています。奨学金を受給できたとしても、アルバイトに多くの時間を費やさなくてはなりません。

生活苦によるドロップアウトや就職に結びつかないことも少なくなく、奨学金の借金だけが残るという事態も生じています。このようなリスクの大きさは、親の援助の元で通学している学生たちとは比べ物になりません。

Living in Peaceの奨学金によって「すべての人にチャンスを」


私たちは「すべての人にチャンスを」の信念のもと、子ども達の進学率ギャップを埋めるため、これらの問題を解決したいと考えています。そのため、使途を住宅確保に限定した奨学金を開始します。

人生では、不慮の事態は必ず起こります。だからこそ、「何かが上手くいかなかった時でも、諦めずに再挑戦できるようなセイフティネット」が必要です。私たちは、住宅こそがその役割を果たすものだと考えます。

学業に挫けたり、何らかの理由でアルバイトを続けられなくなったとしても、帰る場所さえあれば、そこで心を休め、態勢を整え、もう一度困難に向かっていくことができます。それは、目標を追うための、揺らがない土台とも言えます。

本奨学金の目的は以下の3点です。
  • 使途を住宅費に限定することで、学業を続ける上での「最後のセイフティネット」とも言える住宅確保に直接効果を挙げていきます
  • 子ども達の進学モデルを実現し、彼らの経験を次の世代の子どもへ直接伝えていく場を提供することで、成功事例を次の成功事例に結び付けていきます
  • 現在運営している『Chance Maker』(施設の建て替え支援寄付プログラム)・『Career Session』(子どもたちの進路支援プログラム)と相互に連携し、子どもたちが施設で過ごす間の環境改善から施設卒業後の進学・就学まで、一貫したサポート体制を目指します
 【概要】

○期間 :2015年4月分より、卒業までの住宅費を補助します
○支給額:月額3万円
○対象:2015年度は試験的に、現在支援を継続している筑波愛児園の卒園者を対象とします。対象者は翌年以降拡大します
○資金提供の形式:給付型(返還の義務なし)
○ご支援頂ける方は、下記宛にお振込ください :
継続的に支援する(クレジットカードでのご寄付):http://www.living-in-peace.org/chancemaker/supporter/
「毎月クレジットカードで支援する」よりお申込みください(※申込みボタンは、児童養護施設の建て替え支援プログラムと同一です)。支援金額を指定する画面で「チャンスメーカー奨学金」をお選びください。
一回きりの支援(銀行振込でのご寄付):楽天銀行 第二営業支店 (普通)  7214745 特定非営利活動法人Living in Peace

今後とも、Living in Peaceをよろしくお願いいたします。

Living in Peace 一同

2014年12月1日月曜日

みなさま

いつもLiving in Peace、ならびに教育プロジェクトの活動を支えてくださりありがとうございます。

皆さまにご好評頂いている「朝活Chance Maker(チャンスメーカー)アワー」「ランチ会」のお知らせです!

児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」説明会ご案内


当イベントでは、LIP教育プロジェクトの児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」の仕組みや児童養護施設の現状、私たちの思いをメンバーから直接お話をさせていただきます。

また、ご参加いただく皆さまからのご質問やご意見も受け付けています。

少人数でざっくばらんにLIP教育プロジェクトのお話を参加者の皆さまとできればと思っています。

<こんな方の参加をお待ちしております>
  • 何か新しいことに取り組みたいと思われている方
  • 児童養護施設の現状に興味のある方
  • パートタイムNPOの活動に興味のある方
  • 教育プロジェクトに関心を持ってくださっている方
  • 寄付をご検討くださっている方
皆さまのお好きなお時間にぜひにお越しください!
お会い出来ることをメンバー一同楽しみにしております。



◆お申し込みはこちら:http://bit.ly/1mAR7r6
◆日時 : (いずれかの日程にご参加ください。)
  • 2014年12月9日  (火)7:40〜8:30 (7:30開場)  
  • 2014年12月14日(日)11:30〜12:30(11:30開場)
◆会場 :
2014年12月9日  (火)7:40〜8:30 (7:30開場)
上島珈琲店 霞が関コモンゲート店
虎ノ門駅より徒歩3分
MAP:http://tabelog.com/tokyo/A1308/A130802/13048384/dtlmap/

2014年12月14日(日)11:30〜12:30(11:30開場)
ユニオンサンドヤード
人形町駅より徒歩3分
MAP:http://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13147274/dtlmap/

◆定員 : 各回4名程度
◆参加費
  • 2014年12月9日(火)  :店内でワンドリンク購入必要
  • 2014年12月14日(日):食事代1000円程度
◆Living in Peace概要
国内の児童養護施設向け寄附プログラム「Chance Maker」を運営している
認定NPOです。活動は他に本業を持つメンバーのみで運営されているユニークな組織です。
活動の詳細は以下ご覧下さい。
 http://p.tl/hDgm


2014年11月2日日曜日

みなさま

いつもLiving in Peace、ならびに教育プロジェクトの活動を支えてくださりありがとうございます。

皆さまにご好評頂いている「朝活Chance Maker(チャンスメーカー)アワー」「ランチ会」「夜活Chance Makerアワー」のお知らせです!

児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」説明会ご案内


当イベントでは、LIP教育プロジェクトの児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」の仕組みや児童養護施設の現状、私たちの思いをメンバーから直接お話をさせていただきます。

また、ご参加いただく皆さまからのご質問やご意見も受け付けています。

少人数でざっくばらんにLIP教育プロジェクトのお話を参加者の皆さまとできればと思っています。

<こんな方の参加をお待ちしております>
  • 何か新しいことに取り組みたいと思われている方
  • 児童養護施設の現状に興味のある方
  • パートタイムNPOの活動に興味のある方
  • 教育プロジェクトに関心を持ってくださっている方
  • 寄付をご検討くださっている方
皆さまのお好きなお時間にぜひにお越しください!
お会い出来ることをメンバー一同楽しみにしております。



◆お申し込みはこちら:http://bit.ly/1mAR7r6
◆日時 : (いずれかの日程にご参加ください。)
  • 2014年11月7日(金)7:40〜8:30 (7:30開場)  
  • 2014年11月12日(水)20:00〜21:00 (20:00開場)   
  • 2014年11月24日(月) 12:00〜13:00 (12:00開場)  
  • 2014年11月27日(木)7:40〜8:30 (7:30開場)  
◆会場 :
2014年11月7日(金)7:40〜8:30 (7:30開場)
カフェ サルバドル(CAFE SALVADOR)
二重橋前駅徒歩3分
有楽町徒歩5分
MAP:http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13144640/dtlmap/

2014年11月12日(水)20:00〜21:00 (20:00開場)
開催場所:渋谷JINNAN CAFE
JR渋谷駅ハチ公口より徒歩7分
MAP:http://goo.gl/KdN576

2014年11月24日(月) 12:00〜13:00 (12:00開場)
nR table表参道店
表参道駅から徒歩3分
MAP:http://nestrobe.com/cafe/omotesando/map/

2014年11月27日(木)7:40〜8:30 (7:30開場)
カフェ・ミヤマ新宿南口店
JR新宿駅南口から徒歩3分
MAP:http://standard.navitime.biz/renoir/Spot.act?dnvSpt=S0107.82&f=ml

◆定員 : 各回4名程度
◆参加費
  • 2014年11月7日(金):店内でワンドリンク購入必要
  • 2014年11月12日(水):食事代1000円程度
  • 2014年11月24日(月):食事代1000円程度
  • 2014年11月27日(木):店内でワンドリンク購入必要
◆Living in Peace概要
国内の児童養護施設向け寄附プログラム「Chance Maker」を運営している
認定NPOです。活動は他に本業を持つメンバーのみで運営されているユニークな組織です。
活動の詳細は以下ご覧下さい。
 http://p.tl/hDgm

2014年10月25日土曜日


皆様、ありがとうございます。
多数のご応募により、説明会と学生インターン・学生サポーターの申し込みを締め切らせて頂きます。
たいへん恐縮ですが、何卒、ご了承下さい。
後日、同様の機会をまた企画させて頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【2014/11/3追記】

「貧困の削減」という理念のもと活動している認定NPO法人Living in Peace(LIP)です。
金融、メーカー、総合商社などの幅広い会社で働いている社会人がパートタイムで活動しています。


この度、「すべての子どもに、機会を。」という目標のもと児童養護施設支援に取り組むLIP教育プロジェクトは、活動の更なる活性化・拡大を目指し学生インターン・学生サポーターを募集します。


【学生インターン】

学生インターン生は、メンバーの一員として社会人と同じように業務に裁量権と責任が与えられ、LIPに新しい価値を生み出していきます。広報戦略策定のサポートとその企画、イベント企画とその運営サポート、そしてLIPメンバーと学生サポーターのパイプ役などをしてもらいます。主体性を発揮し周りの人を巻き込んで活動できる人。貧困問題に興味がある人。どんな仕事も楽しんで向上心を持って活動できる方の応募をお待ちしています。

※応募条件
・原則として週に一度の全体ミーティングに参加できる方
・1年間学生インターンとしての活動のできる意思がある方


【学生サポーター】

学生サポーターは、忙しくて時間がない...でも、社会問題解決に向けて関わりたいという方にお勧めです。主に、重要な活動となる運営の補助や学生主体のイベントの企画と実行をしていただきます。時間を作ることができないけれど、社会問題解決の影のサポートとして支えてくれる方の応募をお待ちしています。

※応募条件
・必要に応じてミーティングに参加できる方。


【活動説明会】

学生インターン・学生サポーターの活動開始日は11月中旬を予定しています。
以下の日程で説明会を行いますので、ご興味のある方はエントリーをお願いします。

------------------説明会開催概要----------------------------------------------------------------------

日時:下記のいずれか(両日とも内容は同じです)①11/1(土)12:00〜13:00②11/8(土)18:00〜19:00
会場: 御成門駅・新橋駅周辺(申込後ご案内)
人数: 10名程度
参加費:無料
対象者:大学生/専門学校生(年次不問)
お申し込みはこちら
お問い合わせはlip.studentsteam@gmail.com

------------------------------------------------------------------------------------------------------
社会問題解決に向けて歩んでいきたい方々の沢山の応募をお待ちしています。

特定非営利活動法人 Living in Peace

2014年10月14日火曜日

今回の投稿は、新たに入会したメンバーの投稿になります。様々な人間が寄り集まって、働きながら社会を変えるために何を抱いて活動しているのか、その現場感が伝われば、と思っております。

自分の弱さについて



Living in Peace教育プロジェクトの活動に参加して仮入会から数えると9ヶ月経ちました。最近、プロジェクトメンバーとして活動する自分と、Chance Makerの皆様や、この問題に興味を持ってHPやブログを見てくれたりイベントに参加して下さる方と自分を繋ぐものってなんだろうと考えます。

それは、独りだったら目を背けてしまうかも知れない不正義に抗うために連帯を求める姿勢なのかなと思います。自分の弱さを認めることができるから現実を直視し、人と繋がろうと思えるのだと…

自分の弱さについて書いて見たいと思います。

私はごく普通の家庭で育ったと思っていましたが、母は感情的に不安定な人で、他人と親密な関係を築くことができない父との仲は良くなく、いつも家庭の中には緊張と不安がありました。母が突然怒り出すこととか、いつも寂しそうなのを見て、自分のせいなのだと思っていました。

10代中ごろから極端に無気力になって、苦しくて仕方なく隠れてお酒を飲むようになり、24歳のとき、気づいたら止められなくなって鍵のかかるアルコール専門病棟の中にいました。28歳のときにリハビリ施設への入所を経てお酒が止まりました。

お酒が止まって回復の為に通った自助グループのミーティングで自分にとって大きな出会いがありました。十数年前に飲酒が止まったメンバーに相談を持ちかけ、こんな会話をしました。

「お前はなんでここに来ているんだ。」

「生き方がわかりません。」(私)

「お前が苦しいのは全てお前が不正直なせいだ。飲酒が酷かったときの自分の姿を痛みを伴うように話す努力をしろ。」

当時、北海道の過疎の町にいて、冬は凍てついてドアが開かなくなる古い教会の礼拝堂で、白い息を吐き、寒さと不安に震えながら数人でミーティングを繰り返しました。その人は言葉通りのことを絶えず実践し続けていて、その言葉は私にとって、手にとって眺められる位のリアリティがありました。自分の現実を捉える言葉に飢えていたことに気がつき、正直に自分を語る作業に必死で取り組みました。徐々に現実的な行動がとれるようになり社会復帰もできました。

人が自分の弱点・欠点を克服するために


隣町のミーティング会場に行く車の中でこう言われたときのことが脳裏に焼きついています。

「弱点や欠点っていうのは、自分が本当にそれを受け入れたときには弱点や欠点であることを止めるんだ。」

身内が亡くなったり、不況で失業したり、自分の手に負えそうもないことは四六時中起こりましたが、困り果て、精根尽き果てたときに必ず心に浮かぶのは、不安に震えながら自分の弱さを言葉にして絞り出した経験でした。自分が身に着けた問題解決方法が、自分に起こり得る全ての問題に対して有効だという確信があったと思います。

参加するということ


お酒を飲まない時間が10年以上経ち、様々な人が犠牲を払って積み上げた制度や仕組みの上で自分が回復に取り組めてきたことが理解できるようになり、経験を手渡す立場になった頃、社会構造の変化によって新たに繋がるようになった大勢の若年層メンバーが、就労の機会を得ることができない現実に突き当たりました。

「どんなに小さなことでもいい。絶望した人がそのままの状態で手を出し、経験を増やせる仕組みを作ることに参加したい。」と思うようになりました。

派遣で働いているので状況が安定せず数年迷った後、Living in Peaceに参加し自分の経験の少なさにうろたえながら活動しています。

メンバーも、Chance Makerの方も、イベントに来て下さる方も、それぞれの現実を背負って同じ活動の中で連帯しているのだと感じます。一人でも多くの方と一つでも多くのことを分かち合えるようプライドを持って活動していきたいと思っています。
前回のコラムからだいぶ月日が空いてしまい、申し訳ありません。前回は七夕の話題に少し触れましたね。大変な夏休みが終わって、ようやく学校の運動会が終わったところです。お子様をお持ちのご家庭はお疲れ様でした、ですね!

七夕の夜空に託した子どもたちの祈り



前回のコラムで次回は子どもたちの願いについてお話ししたいと触れました。七夕と言えば短冊なのですが、残念なことに、思春期の子はなかなか書いてくれません。それでも、最終的にどんなことを書いてくれたのか、他の子どもたちが書いたこととともに紹介できれば、と思います。

“サッカーがうまくなりますように”

“上手に泳げるようになりますように”

“おこづかいが増えますように”などです。

家族再統合に向けた課題


見て頂ければ分かるように、一般的な家庭で育った子どもたちと書くことは一緒なのです。ただ、中には家庭環境への願いが込められた短冊もあり、

“お父さんと一緒に過ごせますように”

“お母さんにアイスを買ってもらえるようになりますように”

“家に帰れますように”といった願いも書かれていました。

決して家庭で良い養護を受けてきたとは言い難い子や、家庭を知らない子であっても、子どもからすれば施設ではなく、温かい家庭で信頼のおける両親に育てられるのが最良なのです。それが可能なのであればそうさせてあげたいと施設の職員も思っていますが、現実はそうではありません。経済的な理由だけでなく、愛情の歪みや親の障害や親の身勝手など理由は様々ですが、その子にとっては施設で生活した方がまだいいと判断された子が生活しています。

ただ、施設で生活しながらではありますが、少しでも良い環境を子どもたちに与えられるよう私たちは日々努力していますし、これからも最善の方法を模索していかなければなりません。

“みんなが幸せに、みんなが仲良くなれるように”


さて、子どもたちが書いてくれた願いには、こんな願いもありました。

“夏休みの旅行に、みんなで楽しく行けますように”

“みんなが幸せに、みんなが仲良くなれますように”

施設で生活しながらも、人との良い関係を子どもたちは願っているということです。

基本的に、児童養護施設は子どもたちの受け入れを拒否する事はできず、いろんな大変な状況下に置かれた子どもたちを必ず受け入れなければなりません。社会保障のセーフティネットとして、他に生き場のなかった子どもたちを受け入れるのです。その時、一時的に入所中の子どもたちに負担を強いることになっても、共に共存出来ることを目指します。

職員によっては、担当の子に悪い影響がある子どもの入所をしんどく思う時もありますが、施設は小さな社会、社会には様々な人がいて、自分にとって良い人、悪い人がいる中で自分を見失わず生きていく術を身に付けなければならないのだと、私はいつもそう思って子どもと接しています。

そんな中で、子どもたちが願うように、“みんなが幸せに、みんなが仲良くなれるように”生活していきたいし、子どもたちにその願いを叶えさせてあげたい、そう心から思いながら、日々の生活送っています。


こちらの地域(岐阜)では、9月は運動会、体育祭シーズンでした!各学校に参観可能な保護者、里親さん、職員で応援に行きましたが、やっぱりいいですね。


子どもたちが日常で見せる顔もいいのですが、一生懸命頑張っている姿、いつ見ても自然と目頭が熱くなります。この仕事をやっていて良かったと実感するひと時でした!

7月29日 (火)に明治大学(和泉キャンパス)で、また、7月31日 (木) に法政大学(多摩キャンパス)で、Living in Peace学生インターン初の企画である「空気を入れて社会を変える」イベントが開催されました。少し遅くなってしまいましたが、学生インターンの初企画についてお話させて頂きたいと思います。

大学生に児童養護施設・社会的養護の現状、そしてLiving in Peaceについて知ってもらおう!!


企画概要としては、自転車の空気を無料で入れている間少しだけお時間を頂き、学生に「社会的養護」やLiving in Peaceの活動について興味を持つきっかけ提供するイベント。

イベント当日は、各大学の学生さんが、試験期間の忙しい時期にも関わらず、2日間の合計で30名の方の自転車に空気を入れさせて頂き、児童養護施設や社会的養護の現状、Living in Peace の活動についてのお話を聞いて頂きました。

今回の企画の特徴のひとつがスポークカード。



空気を入れさせて頂いた方の中で希望者の方には、Living in Peaceのロゴが入ったスポークカードと呼ばれるラミネート加工を施したカードをお配りして、自転車のタイヤに装着して頂きました。その方々が自転車で走るたびに、自転車を見かけた方々にLIPのことを知って頂くことができた(はずです)。

最初はこちらも少し恥ずかしかったのですが、「お兄さん・お姉さん無料で空気入れませんか!」と威勢よく話しかけると、こちらも慣れていくことができましたし、「無料で空気を入れます!」というイベント自体の奇抜さが功を奏したのか、こちら側の説明を興味深そうに聞いて下さる学生が多かったです。

児童養護施設の問題を少しでも身近に感じてもらいたい





参加者の方が「大舎と小舎の具体的な違いは何ですか?」と尋ねて下さったり、法政大学の多摩キャンパスでは現代福祉学部があるためか「社会的養護興味あるんです!」と言って下さったり、さらに、帰り際に「頑張ってください!」と応援の声を掛けてくださったりしたので、私どもも楽しんでイベントをすることができました 。
「児童養護施設の問題を少しでも身近に感じてもらいたい」「普段は意識することがない社会的養護について、少しでも考えるきっかけを提供できたら」という思いから企画したイベントでしたが、まさか実現に移されるとは思っていませんでした。

このイベントをやり抜く事ができたのも、Living in Peaceの学生インターンをサポートして下さった社会人メンバーの方、そしてイベント参加者の皆さまのご協力のおかげだと思います。ありがとうございました。

現在は、もっとたくさんの学生がLiving in Peaceに参加出来るようにするための仕組み作りをしています。今後もイベントの開催なども行っていきたいと思うので、よろしくお願いします。

2014年10月5日日曜日

みなさま

いつもLiving in Peace、ならびに教育プロジェクトの活動を支えてくださりありがとうございます。

皆さまにご好評頂いている「朝活Chance Maker(チャンスメーカー)アワー」「ランチ会」ですが、前回から好評の「夜活」を継続開催いたします!!

児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」説明会ご案内


当イベントでは、LIP教育プロジェクトの児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」の仕組みや児童養護施設の現状、私たちの思いをメンバーから直接お話をさせていただきます。

また、ご参加いただく皆さまからのご質問やご意見も受け付けています。

少人数でざっくばらんにLIP教育プロジェクトのお話を参加者の皆さまとできればと思っています。

<こんな方の参加をお待ちしております>
  • 何か新しいことに取り組みたいと思われている方
  • 児童養護施設の現状に興味のある方
  • パートタイムNPOの活動に興味のある方
  • 教育プロジェクトに関心を持ってくださっている方
  • 寄付をご検討くださっている方
皆さまのお好きなお時間に、ぜひにお越しください!!お会い出来ることをメンバー一同楽しみにしております。



◆お申し込みはこちら:http://bit.ly/1mAR7r6
◆日時 : (いずれかの日程にご参加ください。)
  • 2014年10月16日(木)7:40〜8:30 (7:30開場) 
  • 2014年10月26日(日)12:00〜13:30 (12:00開場) 
  • 2014年10月29日(水) 20:30〜22:00 (20:30開場) 
◆会場 :

2014年10月16日(木)7:40〜8:30 (7:30開場)
カフェ サルバドル(CAFE SALVADOR)
二重橋前駅徒歩3分
有楽町徒歩5分
MAP:http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13144640/dtlmap/

2014年10月26日(日)12:00〜13:30 (12:00開場)
nR table表参道店
表参道駅から徒歩3分
MAP:http://nestrobe.com/cafe/omotesando/map/

2014年10月29日(水) 20:30〜22:00 (20:30開場)
開催場所:渋谷JINNAN CAFE
JR渋谷駅ハチ公口より徒歩7分
MAP:http://goo.gl/KdN576

◆定員 : 5名程度
◆参加費
  • 2014年10月16日(木):店内でワンドリンク購入必要
  • 2014年10月26日(日):食事代1000円程度
  • 2014年10月29日(水):食事代1000円程度
◆Living in Peace概要
国内の児童養護施設向け寄附プログラム「Chance Maker」を運営している
認定NPOです。活動は他に本業を持つメンバーのみで運営されているユニークな組織です。
活動の詳細はこちらをご覧下さい。

2014年9月27日土曜日

みなさま

いつもLiving in Peace(LIP)、ならびに教育プロジェクトの活動を支えてくださりありがとうございます。

私たちは隔月で活動説明会「Chance Maker(チャンスメーカー)アワー」を開催しております。ありがたいことに毎回ご好評いただいており、今年も引き続き開催させていただきます。

児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」説明会ご案内


「Chance Maker(チャンスメーカー) アワー」では、児童養護施設の現状や、私たちLIP教育プロジェクトが運営している児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker(チャンスメーカー)」、パートタイムNPO(他に本業を持つメンバーで運営されるNPO)の具体的な活動、所属メンバーがLIPに入ったきっかけ等についてお話させていただきます。

★こんな方の参加をお待ちしております!★
  • 児童養護施設の現状に興味のある方
  • 寄付プログラムChance Makerに興味のある方
  • パートタイムNPOの活動に興味のある方
  • Living in Peaceの活動への参加に興味のある方
  • どんなメンバーが活動しているのかに興味のある方

上記以外についても、少人数の会であることを活かし、当日はみなさまとの質疑応答の時間を多く設けていますので、なんでも質問してみてください!



◆日時 : (いずれかの日程にご参加ください。)
 10月18日15:20ー16:50 (受付開始時間:15:10)
 12月13日15:20-16:50 (受付開始時間:15:10)

 ※会場の都合上、受付開始時間後にお越しください。

◆会場 :
  AT-Garage 東京都港区新橋6-18-3 中村ビル
   http://ow.ly/jEkMH
   http://www.facebook.com/atgaragepjt

   ※御成門が一番近いですが、新橋や浜松町/大門からのアクセスも良いです。


◆定員 : 15名程度

◆参加費 : 無料

◆Living in Peace概要
 国内の児童養護施設向け寄附プログラム「Chance Maker」を運営している認定NPOです。活動は他に本業を持つメンバーのみで運営されているユニークな組織です。
 活動の詳細は以下ご覧下さい。
 http://p.tl/hDgm


◆お申し込みはこちら
 http://bit.ly/1kDqPq0

皆さまのお申込みを、メンバー一同お待ちしております!

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Living in Peace 教育プロジェクト
http://www.living-in-peace.org/chancemaker/
Twitter: http://twitter.com/lip_edu
Facebook: http://www.facebook.com/chancemaker

2014年8月30日土曜日

みなさま

いつもLiving in Peace、ならびに教育プロジェクトの活動を支えてくださりありがとうございます。

皆さまにご好評頂いている「朝活Chance Maker(チャンスメーカー)アワー」「ランチ会」ですが、この度「夜活」を新たに開催いたします!!

児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」説明会ご案内


当イベントでは、LIP教育プロジェクトの児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」の仕組みや児童養護施設の現状、私たちの思いをメンバーから直接お話をさせていただきます。

また、ご参加いただく皆さまからのご質問やご意見も受け付けています。

少人数でざっくばらんにLIP教育プロジェクトのお話を参加者の皆さまとできればと思っています。

<こんな方の参加をお待ちしております>
  • 何か新しいことに取り組みたいと思われている方
  • 児童養護施設の現状に興味のある方
  • パートタイムNPOの活動に興味のある方
  • 教育プロジェクトに関心を持ってくださっている方
  • 寄付をご検討くださっている方
皆さまのお好きなお時間にぜひにお越しください!
お会い出来ることをメンバー一同楽しみにしております。



◆日時 : (いずれかの日程にご参加ください。)
 2014年9月14日(日)11:30〜13:00 (11:30開場)
 2014年9月19日(金)7:40〜8:30 (7:30開場)  
 2014年9月25日(木) 20:30〜22:00 (20:30開場)

◆会場 :
 2014年9月14日(日)11:30〜13:00 (11:30開場)
  nR table表参道店
  表参道駅から徒歩3分
  MAP:http://nestrobe.com/cafe/omotesando/map/

 2014年9月19日(月)7:40〜8:30 (7:30開場)
  スターバックスペディ汐留店 
  汐留駅から徒歩2分
  MAP:http://sbux.jp/1lLBR8f

 2014年9月25日(木)20:30〜22:00(20:30開場)
  開催場所:渋谷JINNAN CAFE
  JR渋谷駅ハチ公口より徒歩7分
  MAP:http://goo.gl/KdN576

◆参加費
 2014年9月14日(日):食事代1000円程度
 2014年9月19日(金):店内でワンドリンク購入必要
 2014年9月25日(木):食事代1000円程度

◆定員 : 4名程度

◆Living in Peace概要
 国内の児童養護施設向け寄附プログラム「Chance Maker」を運営している認定NPOです。活動は他に本業を持つメンバーのみで運営されているユニークな組織です。
 活動の詳細は以下ご覧下さい。
 http://p.tl/hDgm

◆お申し込みはこちら
 http://bit.ly/1mAR7r6

------------------------------------------------------
Living in Peace 教育プロジェクト
http://www.living-in-peace.org/chancemaker/
Twitter: http://twitter.com/lip_edu
Facebook: http://www.facebook.com/chancemaker

2014年8月26日火曜日

みなさま

いつもLiving in Peace、ならびに教育プロジェクトの活動を支えてくださり、ありがとうございます。

この度、同じNPOとして、社会課題に取り組んでいる3つのNPOのプロボノメンバーの方との共催で、「4NPO合同 プロボノ 朝活セッション ~働きながら社会貢献〜」という朝活イベントを行います!

パラレルキャリアを考える「4NPO合同 プロボノ 朝活セッション~働きながら社会貢献〜」開催のお知らせ


学生時代、就職活動をしていたころ。
「どうして人は、仕事をするのだろう?」
「社会に貢献するって、どういうことなのだろう?」
「企業に勤めるだけが人生なのだろうか?」  
 ー そんなことを、考えた事、ないですか。

もう一度、そのころの自分と向き合う機会を作りたい。そして自分の中にある、使われず活かしきれていない才能を見つける機会が欲しい。

そんな方々に向けて、このような企画を立ち上げました。

<こんな方にオススメ>
・学生時代にNPO/NGOの活動などにも興味があったが、社会人になってからは
 しばらく距離が遠のいた方
・仕事以外にも、何か新しいことに取り組みたいと思われている方
・本業以外の活動を通して、視野を広げたり仲間を増やしたい方
・プロボノの中身や、活動しているメンバーに興味がある方
・これまでのキャリアを活かし、新たなキャリアの歩み方に興味がある方

この度、イベントを共催するNPOは以下の四団体です!

かものはしプロジェクト(http://www.kamonohashi-project.net/)
~こどもが売られない社会をつくる~

Teach for Japan(http://teachforjapan.org/)
~次世代の教師に、リーダーシップを。
 すべてのこどもに、時代を切り開く力を。~

Room to Read Japan 東京チャプター(http://japan.roomtoread.org/
〜子どもの教育が世界を変える。〜

Living in Peace教育プロジェクト(http://www.living-in-peace.org/chancemaker/index.php)

プロボノとは、 社会人が自らの専門知識や技能を生かして参加する社会貢献活動です。

「4NPO合同 プロボノ 朝活セッション」では、4NPOによる活動紹介の後、それぞれの団体で働きながらプロボノ活動を行っているメンバーと直接、プロボノ活動の中身や活動のやりがい等を座談会の形式で話させて頂きます。

当日は、少人数でざっくばらんに各団体でのプロボノ活動のお話を参加者の皆様とできればと思っています。

4NPO一同、皆様にお会い出来ることを楽しみにしております。


◆日時 :
 2014年9月5日(金)7:15~8:15 (7:20開場)
 
◆会場 :
  beez@渋谷駅から徒歩5分
 MAP:http://beez.co/shibuya/access.html

◆タイムスケジュール
 7:15~7:35: 各団体5分間の活動紹介
 7:35~8:05: 座談会セッション
 8:05~8:15: 閉会の言葉 プロボノ申込方法のご説明 アンケート記入
  ※閉会後も、同会場にて9時まで、参加者間で自由に懇談頂けます。

◆参加費(主に会場代となります)
 お一人1,000円(フリードリンク付き)

◆定員
 20名程度

◆参加お申込フォーム
 http://peatix.com/event/43341

◆問い合わせ先
 npo.pro.bono.net@gmail.com
 (全主催団体の本イベント担当者に連絡が届きます。)

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Living in Peace
教育プロジェクト
すべて人にチャンスを
http://www.living-in-peace.org/chancemaker/
Twitter
: http://twitter.com/lip_edu
Facebook
: http://www.facebook.com/chancemaker
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NPO
法人 かもはしプロジェクト
子どもが売られない世界をつくる 
http://www.kamonohashi-project.net/
Twitter
http://twitter.com/kamonohashiprj
Facebook
http://www.facebook.com/kamonohashi.project
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Teach for Japan
次世代教師にリーダーシップを
  すべてこどもに時代を切り開く力を
http://teachforjapan.org/
Twitter
 http://twitter.com/TeachForJapan
Facebook
 http://www.facebook.com/TeachForJapan
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Room to Read Japan
 東京チャプター
子どもの教育が世界を変える。
http://japan.roomtoread.org/


2014年8月3日日曜日

みなさま

いつもLiving in Peace、ならびに教育プロジェクトの活動を支えてくださりありがとうございます。

平日の朝に開催している「朝活Chance Maker(チャンスメーカー)アワー」ですが、8月も引き続き毎週開催してます。

児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」説明会ご案内


「朝活Chance Maker アワー」では、LIP教育プロジェクトの児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」の仕組みや児童養護施設の現状、私たちの思いをメンバーから直接お話をさせていただきます。

 また、ご参加いただく皆さまからのご質問やご意見も受け付けています。

少人数でざっくばらんにLIP教育プロジェクトのお話を参加者の皆さまとできればと思っています。

  • 何か新しいことに取り組みたいと思われている方
  • 教育プロジェクトに関心を持ってくださっている方
  • 寄付をご検討くださっている方
  • 「Chance Maker」としてご寄付いただいている方など
ぜひお気軽にご参加ください。

朝の凛とした空気の中で、皆さまにお会い出来ることをメンバー一同楽しみにしております。



◆日時 : (いずれかの日程にご参加ください。)
 2014年8月11日(月) 7:40〜8:30 (7:30開場)  
 2014年8月24日(日)11:30〜13:00 (11:30開場)  
 2014年8月29日(金)7:40〜8:30 (7:30開場)  

◆会場 :
 2014年8月11日(月)7:40〜8:30 (7:30開場)
  プロント虎ノ門店
  虎ノ門駅から徒歩5分
  MAP: http://www.pronto.co.jp/shop/detail?shopid=0335017905

 2014年8月24日(日)11:30〜13:00 (11:30開場)
  nR table表参道店
  表参道駅から徒歩3分
  MAP: http://nestrobe.com/cafe/omotesando/map/

 2014年8月29日(金)7:40〜8:30 (7:30開場)
  beez渋谷店
  渋谷駅から徒歩5分
  MAP: http://beez.co/shibuya/access.html

◆定員 : 4名程度

◆参加費
 2014年8月11日(月) :店内でワンドリンク購入必要
 2014年8月24日(日):ランチ代1000円程度
 2014年8月29日(金):お一人200円(フリードリンク付き)

◆Living in Peace概要
 国内の児童養護施設向け寄附プログラム「Chance Maker」を運営している認定NPOです。活動は他に本業を持つメンバーのみで運営されているユニークな組織です。
 活動の詳細は以下ご覧下さい。
 http://p.tl/hDgm


◆お申し込みはこちら
 http://bit.ly/1mAR7r6

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Living in Peace 教育プロジェクト
http://www.living-in-peace.org/chancemaker/
Twitter: http://twitter.com/lip_edu
Facebook: http://www.facebook.com/chancemaker

2014年7月29日火曜日

7/27(日)、午前9:00という週末の早い時間帯から、朝活と称しました弊団体の活動説明会を開催いたしました。今回は5名の方にお越しいただき、少人数ならではのコミュニケーションの中で様々なお話をすることができました。


中には、過去に児童養護施設で働かれており、現在も社会的養護の現場でお仕事をされている方も出席されており、現場の目線ならではのご質問や感想をいただけました。

「こうした現場の実際は、まだまださほど知られていない」「現場の人たちも、こうした外部からのサポートがあるということや情報発信の手立てを知り、“経営”をするという姿勢が必要」という詞は、非常に重みのあるもので、私たちとしても背筋の伸びる想いがしました。

今後も、こうした平日・週末問わずに朝の時間を有効活用することのできる活動説明会を続けてまいります。ご興味のある方は、facebook・twitterでの情報をフォローして戴ければと思います。

また、8月16日(土)に、“子どもの貧困”の現状と今後を考える「Chance Maker Hour」というイベントを開催します。

「子どもの貧困率」が過去最悪を更新した今だから知りたい、“子どもの貧困”の現状について、考える機会として戴けたらと思っております。ぜひ、お申し込みください!

【こんな方の参加をお待ちしております】
  • “子どもの貧困”に関心のある方
  • 児童養護施設の現状に興味のある方
  • パートタイムNPOの活動に興味のある方
  • Living in Peaceの活動への参加に興味のある方
  • どんなメンバーが活動しているのかに興味のある方
上記以外についても、少人数の会であることを活かし、当日はみなさまとの質疑応答の時間を多く設けていますので、何でも質問してみてください。

<開催概要>

◆日時:8月16日15:20-16:50 (受付開始時間:15:10)

 ※会場の都合上、受付開始時間後にお越しください。

◆場所:AT-Garage 東京都港区新橋6-18-3 中村ビル
   http://ow.ly/jEkMH
   http://www.facebook.com/atgaragepjt
   ※御成門が一番近いですが、新橋や浜松町/大門からのアクセスも良いです。

◆定員:10名程度

◆参加費:無料

◆参加申込フォームはこちら

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Living in Peace 教育プロジェクト
http://www.living-in-peace.org/chancemaker/
Twitter: http://twitter.com/lip_edu
Facebook: http://www.facebook.com/chancemaker

「子どもの貧困率」とは


平均的な所得の半分を下回る世帯で暮らす18歳未満の子供の割合を示す「子どもの貧困率」が平成24年時点で16・3%と過去最悪を更新したことが15日、厚生労働省の国民生活基礎調査で分かりました。

貧困率とは、相対的貧困率(貧困線に満たない世帯員の割合)のことです。平成21年の貧困線(等価可処分所得の中央値の半分)は 112万円(実質値)。 例えば夫婦、子ども2人の4人世帯なら、世帯の可処分所得が年224万円(月186,666円)未満、単身世帯なら、年112万円(月93,333円)未満が貧困となります。(所得額のみで、資産は考慮されていません)

日本の「子どもの貧困率」は、2009年時点で15・7%。経済協力開発機構(OECD)加盟34か国中、10番目に悪い数値で、低いレベルにあります。OECDに加盟している先進国の貧困率は平均して11.1%であるのに対し、先進国のなかで貧困率第1位のアメリカ(17.3%)に次いで、日本は第2位(15.7%)なのです。

その一方で、貧しい家庭に生まれた子供の教育や生活を支援するため政府が定める「子供の貧困対策に関する大綱」の原案がまとまりつつあります。これまでに、貧困状況に置かれている子供の実態を的確に把握するため、「生活保護世帯の高校進学率」など12項目を「子供の貧困に関する指標」と定め、これを国は今後策定されていくだろう個別法の出発点としていくことと思います。

そこで重要なのは、徹底した子ども目線で考えられているかどうかだと。私たちは、考えております。
しかし、ひとことで“子どもの貧困”と言っても、現代のこの国では非常に見えづらく、また分かりづらいものです。

“子どもの貧困”の現状と今後を考える「Chance Maker Hour」のご案内



私たちLiving in Peaceは、機会の平等を通じて、貧困の削減を目指す事業を運営する認定NPOです。この度、これまでに私たちが知りえた問題の現状と問題解決の仕組み、そしてその今後についてお話する機会「Chance Maker(チャンスメーカー) アワー」を企画しました。

Chance Maker(チャンスメーカー) アワー」では、いわゆる“子どもの貧困”の実態を踏まえたうえで、児童養護施設の現状や、私たちLIP教育プロジェクトが運営している事業内容、パートタイムNPO(他に本業を持つメンバーで運営されるNPO)の具体的な活動、所属メンバーがLIPに入ったきっかけ等についてお話させていただきます。

【こんな方の参加をお待ちしております】
  • “子どもの貧困”に関心のある方
  • 児童養護施設の現状に興味のある方
  • パートタイムNPOの活動に興味のある方
  • Living in Peaceの活動への参加に興味のある方
  • どんなメンバーが活動しているのかに興味のある方
上記以外についても、少人数の会であることを活かし、当日はみなさまとの質疑応答の時間を多く設けていますので、なんでも質問してみてください。

<開催概要>

◆日時:8月16日15:20-16:50 (受付開始時間:15:10)

 ※会場の都合上、受付開始時間後にお越しください。

◆場所:AT-Garage 東京都港区新橋6-18-3 中村ビル
   http://ow.ly/jEkMH
   http://www.facebook.com/atgaragepjt
   ※御成門が一番近いですが、新橋や浜松町/大門からのアクセスも良いです。

◆定員:10名程度

◆参加費:無料

◆参加申込フォームはこちら

皆さまのお申込みを、メンバー一同お待ちしております!!

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Living in Peace 教育プロジェクト
http://www.living-in-peace.org/chancemaker/
Twitter: http://twitter.com/lip_edu
Facebook: http://www.facebook.com/chancemaker

2014年7月26日土曜日

今回、走ることが3度の飯よりも好きな(!?)Chance Makerの皆様やその知人・友人の方々と実施した、Living in Peace代表慎、学生インターンを含めたメンバーとのランニング企画。

今回の感想を学生インターンの方々から戴きました。毎日、考えることだらけの作業タスクを背負いつつも全力で走った彼らは、何を思ったのでしょうか。



■山中 隆之介さん

Living in Peace 教育プロジェクトが誇るランナーや代表の慎さん一緒に、朝の代々木公園の自然の中を5キロほど走り、体幹トレーニングを行います。

通常の見学や朝活よりも走りながら和やかな雰囲気の中で、Living in Peace で活動している方に活動内容、児童養護施設の現状などのお話を伺うことができ、私も活動に携わっていきたいと思いました。走るのが好きな方、Living in Peaceの活動に興味のある方、朝活に興味がある方に是非参加して欲しいと思いました。


■佐々木 将洋さん

先日は「走りながら社会を変える」に参加させて頂きありがとうございました。

私にとって非常に刺激的な体験でした。

朝9時から代々木公園を約5キロ走り、その後トレーニングを行ないました。走ることが好きで週に2,3回1人で走っていますが、複数人で走るのは新鮮で、また普段会うことのできないような方々との新たな出会いの場にもなると思いました。

Living in peaceで活動されている方との距離も近かったので、沢山の質問にも答えて頂いたことや、参加者の方の話しは非常に興味を駆り立てるような話しばかりでした。今度、企画されている児童養護施設訪問にも参加させて頂くので、今回の話を参考にしたいと思います。

【ブログ後記】

学生の内からこうしたNPOの活動に興味を持って、飛び込んでしまう彼らがまぶしい…と、年寄りは思わざるを得ません。自分が学生のころならどうだったか、今、自分が学生ならどうだろうか、などと想像したりしもします。

彼らの未来が機会に満ち満ちたものになるよう、我々は人生の先輩としてできる限りのことをしたいですね。

児童養護施設の夏休み


最近どんどん暑くなってきておりますが、皆さん如何お過ごしでしょうか?

さて、児童養護施設ももうすぐ夏休み。ということで、施設では夏休みにどんなことをしているのか?逆に、普段はどういう生活をしていて、職員は何をしているのか?今回は、そういったことを紹介していければと思います。

皆さんもご存知のとおり、児童養護施設は、家庭の役割を果たすところです。未だに養護学校と思われている方も多く、「障害のお子さんがいらっしゃるんですか?」と聞かれることがよくありますが、基本的には、養護・家庭機能に恵まれないお子さんを施設が代わって養護しており、当然、子どもたちは、普段は地域の学校に通っています。

子どもたちが学校に行った後は、幼児さんだけが残り、職員はこの時間を利用し休憩を取っていますが、交代や引継ぎ、施設内の掃除等やるべき業務も多く、実際は、多くの職員が断続勤務をしています。その断続勤務が夏休みになると、更に厳しいものになるんですね。


施設のCWが子どもたちに伝えたい思い


いよいよ夏休みが始まりますが、普段は学校に通っている子どもたちも、毎日施設にいることになります。子どもたちの夏休みの過ごし方は一般家庭の子どもたちと同じような感じです。朝はラジオ体操に始まり、学校の宿題や工作、学校のプールなどに日々追われるわけです。
 
そんな中でも、夏休み期間中に旅行を計画したり、「三日里親事業」と呼ばれる一般家庭の体験、お盆期間に休みを取れたりする家庭は、子どもが家庭に一時帰省するといった行事も多くあります。夏休みの終盤が近づくと、どこの家庭も一緒だと思いますが、施設の子どもたちも学校の宿題を終わらせるのに苦労していますよ(笑)。

職員はというと、日中取れていた休憩時間も、夏休み中は取るのが難しくなり、勤務体制を組むのに苦労しているのが実状です。残念ながら、私たち職員にとっては「夏休み」は夏休みではないのです。

そう言うと、施設の職員は、夏休みが来ないで欲しい!なんて思っているのか!?と勘違いされてしまいそうですが、実際は私たち職員にとっても、夏休みは非常に待ち遠しいものなのです。というのも、夏休みは子どもたちにとって、多くの思い出が残せる大切な時期だからです。海や山、キャンプ等、子どもたちと一緒になって遊べるイベントを積極的に企画し、そういった機会を利用して子どもたちに日頃の私たちの思いを伝えたりしています。

思いとは、一人ひとりの子どもたちが大切な存在であること「あなたが好きですよ、大切ですよ、ここにいていいんだよ」というメッセージのことです。


施設を卒業した子どもたちとの関係性を育む「夏休み」


と言っても、日頃は戦いの部分も多くて、子どもたちと一緒に遊んだり、何か出来るように励ましていたりすると、どうしても職員も疲れてしまいますが、エネルギーを分け合って、助け合うことでお互いの信頼関係が強くなり、子どもにとっても、職員にとってもお互い特別な存在となるのです。そういった意味で、私たち職員にとっても、「夏休み」の存在は大変貴重で、子どもたち以上に待ち遠しさを感じているのです。

児童養護施設は基本的に、2歳~18歳の児童を養護する場ですが、施設を卒業した子どもたちも、私の中では特別な存在となっています。それは何故かというと、夏休み等の長期休暇を使って、一緒に遊ぶことで心と心のコミュニケーションを図ってきたからなのですね。そこで培った絆は、彼ら彼女らが卒業しても簡単に切れてしまうものではないのです。もう直ぐ待ちに待った「夏休み」!子どもたちたちと一緒に何をしようかウキウキしながら考えています。

先日は、天気はイマイチでしたが、七夕を施設でも催しました。少しばかり竹を用意して、子どもたちも職員も一緒になって願い事を書きました。思春期にさしかかった小6の男の子は「お母さんにアイスを買ってもらえるようになりますように…」と書いていました。小6の男の子の願いとして切ないものを感じますね。私たちは、こういった思いを受け取って、その子にとって良いことを今後もやっていかなくてはならない、何とかしなければ…と改めて思うのです。


次回は、この七夕の様子や子どもたちの思いなどについて、もう少し詳しく書いてみようと思います。


“子どもの貧困”の現状と今後を考える「Chance Maker Hour」のご案内



私たちLiving in Peaceは、機会の平等を通じて、貧困の削減を目指す事業を運営する認定NPOです。この度、これまでに私たちが知りえた問題の現状と問題解決の仕組み、そしてその今後についてお話する機会「Chance Maker(チャンスメーカー) アワー」を企画しました。

Chance Maker(チャンスメーカー) アワー」では、いわゆる“子どもの貧困”の実態を踏まえたうえで、児童養護施設の現状や、私たちLIP教育プロジェクトが運営している事業内容、パートタイムNPO(他に本業を持つメンバーで運営されるNPO)の具体的な活動、所属メンバーがLIPに入ったきっかけ等についてお話させていただきます。

【こんな方の参加をお待ちしております】
  • “子どもの貧困”に関心のある方
  • 児童養護施設の現状に興味のある方
  • パートタイムNPOの活動に興味のある方
  • Living in Peaceの活動への参加に興味のある方
  • どんなメンバーが活動しているのかに興味のある方
上記以外についても、少人数の会であることを活かし、当日はみなさまとの質疑応答の時間を多く設けていますので、なんでも質問してみてください。

<開催概要>
◆日時:8月16日15:20-16:50 (受付開始時間:15:10)
 ※会場の都合上、受付開始時間後にお越しください。
◆場所:AT-Garage 東京都港区新橋6-18-3 中村ビル
   http://ow.ly/jEkMH
   http://www.facebook.com/atgaragepjt
   ※御成門が一番近いですが、新橋や浜松町/大門からのアクセスも良いです。
◆定員:10名程度
◆参加費:無料
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