2012年1月14日土曜日

Monthly Newsletter vol.13

Posted by lipedu On 14:06 No comments
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第13号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

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目 次

(1)新年のご挨拶 
(2)寄付の状況
(3)チャンスメーカー限定パーティーのお知らせ  
(4)活動報告
(5)今月の一冊 
(6)ロンドンだより
(7)LIPメンバーからのメッセージ 
(8)LIPの活動をお話させてくれませんか?
(9)LIPメンバー募集のお知らせ
(10)お知らせ
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(1) 新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
チャンスメーカーの皆さま、年末年始どのようにお過ごしでしたでしょうか。
Living in Peaceは、年末年始メンバー各々で過ごしながらも、年の瀬に全体の振り返りを行いました。
そして、2012年がLiving in Peaceにとって、変化の年になるとの想いを胸に、新年を迎えております。
2010年11月より始まったチャンスメーカーもいま現在、195人の方々に御参加頂いております。
今年も、より多くの方に、児童養護施設の現状を知って頂き、チャンスメーカーを通じたサポートを頂けるよう、活動を続けていきたいと思います。
今年も宜しくお願い致します。
そして、100人記念パーティで皆さまにお会いできることを楽しみにしております。(Living in Peace 教育プロジェクトリーダー)


(2) 寄付の状況

寄付者数 195名(158名)
寄付金総額 1,692,000円(1,388,000円)
12月分の寄付金 323,000円(27,4000円)
※2011年12月30日現在。括弧内は11月末時点実績。


(3) 「チャンスメーカー限定パーティー、お申し込みお待ちしております」

先日ご案内致しましたチャンスメーカー100名突破記念の「チャンスメーカー限定のパーティ」に、多数のご応募をいただきありがとうございます。
まだ定員に余裕がございます。当日は、このニュースレターでご報告している以上のご報告をさせて頂くとともに、愛児園の先生とも直接お話しいただける機会となりますので、ぜひご都合の良い方はご参加ください。スタッフ一同お待ちしております。

日時: 2012年1月21日(土) 12:15~15:00(受付12:00~)
場所: 代官山・恵比寿 徒歩数分
お申し込みと詳細はこちらから →
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dHZMZnktV09LU2hsLUtUbklTbXBYSmc6MQ


(4) 活動報告 筑波愛児園の門松作り・餅つき大会

12月27日にLIPメンバーは筑波愛児園の門松作り・餅つき大会に参加してきました。
開会式の田中先生のお話では、日本の伝統行事を大切にして、大人になった時に思い出して欲しい、とのメッセージが伝えられました。その後、子どもたちは大人に見守られながら、大人と一緒に自分用のミニ門松を作り、小さな杵で餅つきを楽しんでいました。閉会式で山口園長は、筑波大学の学生さんや『生涯青春の会あすなろ』(茨城県内で童謡唱歌の練習や児童養護施設慰問活動をされている60代が中心の団体)の皆さんが手伝ってくださったことを忘れないでほしい、とおっしゃいました。
LIPだけでなく、普段はボランティアで家庭教師をされている筑波大学の学生さんや、施設の子どもがお孫さん世代のようなあすなろの皆さんも筑波愛児園を支援していることを、とても嬉しく思いました。
このように様々な人々の支援の輪が広がり、より良い社会を作っていく仲間が増えていくよう、来年もLIPの活動を続けようと思った年末でした。(菅原)


(5) 今月の一冊『踏切に消えたナオ』 (著)次原悦子

この本は、児童養護施設で出会った「ナオミチ」という3歳の少年と筆者との交流と、そのナオミチくんの生涯を綴ったものです。ナオミチくんは、15歳で施設を出た後、いじめを受けたりホームレスになったり精神を病んだりしながらも必死で生きていましたが、残念ながら19歳で亡くなりました。とても悲しい話でした。
この本を読み、LIPの活動の合言葉「すべての子どもにチャンスを」の意義を改めて考えました。全ての子どもが生まれた環境に関係なく自由に選択肢や夢を持ってほしいと心から思いました。この本は、今生きている我々に何ができるかを問いかけているような気がしました。多くの方に読んでいただきたい一冊です。(宇花)


(6) ロンドンだより

ロンドンから活動に参加しているchieです。
今月はイングランドのおける社会的養護についてです。
日本では児童養護施設におけるケアが主で、里親や養子という選択肢はそれほど一般的でないのに対し、イングランドでは全く逆の構造となっています。1970年代半ばには、社会的養護が必要な子どものうち約40%が児童養護施設で生活をしていたのに対し、近年では14%まで減少しています。
その主な理由としては、過去に施設における虐待が多く発生し、社会問題へと発展したことや、里親による養育が施設における養育に比べて行政の負担が5倍近くも軽いということが挙げられます。
一方で、デンマークやドイツでは、より児童養護施設において養育される子どもの割合が多く、デンマークでは社会的養護の必要な子どものうち半分以上が施設で育つと言います。そして、社会的養護を受ける子どものうち、100人中6人しか高等教育を受けていないとされるイングランドに対して、デンマークでは、10人中6人という非常に高い数字を達成していることから、近年こうした福祉先進国から学ぶことの重要性が強調されており、専門的なサポートが可能である児童養護施設の利点も見直されつつあります。
こうした状況から考えますと、重要なのは養護の形態ではなく、親と一緒に暮らすことのできない子どもたちに対して、いかにして愛されて育つことのできる環境を提供できるか、ということであり、そのために改善していかなくてはならない点は各国における状況や文化などによって異なるのだと思います。
今の日本では、施設養護を小規模化することで家庭的な環境を推進すると同時に、里親やファミリーホームのような選択肢も増やしていくことが求められており、チャンスメーカーの皆様にはこのうちの前者をサポート頂いています。(chie)


(7) LIPメンバーからのメッセージ

第13回 S.K

私がLIPに入会して、半年以上が過ぎました。
活動を始めたきっかけは、学生時代に経験した児童養護施設でのボランティアです。友人と共に不定期に施設を訪問し、子どもとの交流やイベントの手伝いなどをしていました。しかし、子どもの貧困やその周辺の問題の根深さを知るにつれ、個人でできることの限界に気付かされ、結局うまく活動を継続することができませんでした。こうした苦い経験から、「子どもたちのために」といった思いだけではなく、地道に、現実的に行動することの必要性を感じ、チームで活動ができるLIPに入会致しました。毎週のミーティングなどでは、様々な考え方を持ったメンバーの意見が聞けて、とても良い刺激を受けています。自分一人でできることは小さいですが、これからも、このニュースレターを読んで下さっている皆さんたちとも共に、長く活動を続けて参りたいと思います。


(8) LIPの活動をお話させてくれませんか?

私たちLIPは、自分たちの活動や児童養護施設の課題を紹介できる機会を探しています。
各種勉強会やセミナー、イベント等、幹事様がいらっしゃいましたら、livinginpeace.edu@gmail.com までお気軽にご連絡ください。施設支援の輪が広がっていくことを期待しております。


(9) LIPメンバー募集のお知らせ

LIP教育プロジェクトチームは、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。http://goo.gl/de2nr


(10) お知らせ

平素よりLIP寄付プログラム「チャンスメーカー」をご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
チャンスメーカーご登録時に領収書発行をご希望された方への2011年分領収書の発送は、決済システムの都合上2月上旬を予定しております。
何卒宜しくお願い申し上げます。


※LIPでは、Twitter、Facebookでも、イベント情報や活動の様子をお伝えしています。
Twitter: @lip_edu
Facebook: Chance Maker

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