2014年10月25日土曜日


皆様、ありがとうございます。
多数のご応募により、説明会と学生インターン・学生サポーターの申し込みを締め切らせて頂きます。
たいへん恐縮ですが、何卒、ご了承下さい。
後日、同様の機会をまた企画させて頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【2014/11/3追記】

「貧困の削減」という理念のもと活動している認定NPO法人Living in Peace(LIP)です。
金融、メーカー、総合商社などの幅広い会社で働いている社会人がパートタイムで活動しています。


この度、「すべての子どもに、機会を。」という目標のもと児童養護施設支援に取り組むLIP教育プロジェクトは、活動の更なる活性化・拡大を目指し学生インターン・学生サポーターを募集します。


【学生インターン】

学生インターン生は、メンバーの一員として社会人と同じように業務に裁量権と責任が与えられ、LIPに新しい価値を生み出していきます。広報戦略策定のサポートとその企画、イベント企画とその運営サポート、そしてLIPメンバーと学生サポーターのパイプ役などをしてもらいます。主体性を発揮し周りの人を巻き込んで活動できる人。貧困問題に興味がある人。どんな仕事も楽しんで向上心を持って活動できる方の応募をお待ちしています。

※応募条件
・原則として週に一度の全体ミーティングに参加できる方
・1年間学生インターンとしての活動のできる意思がある方


【学生サポーター】

学生サポーターは、忙しくて時間がない...でも、社会問題解決に向けて関わりたいという方にお勧めです。主に、重要な活動となる運営の補助や学生主体のイベントの企画と実行をしていただきます。時間を作ることができないけれど、社会問題解決の影のサポートとして支えてくれる方の応募をお待ちしています。

※応募条件
・必要に応じてミーティングに参加できる方。


【活動説明会】

学生インターン・学生サポーターの活動開始日は11月中旬を予定しています。
以下の日程で説明会を行いますので、ご興味のある方はエントリーをお願いします。

------------------説明会開催概要----------------------------------------------------------------------

日時:下記のいずれか(両日とも内容は同じです)①11/1(土)12:00〜13:00②11/8(土)18:00〜19:00
会場: 御成門駅・新橋駅周辺(申込後ご案内)
人数: 10名程度
参加費:無料
対象者:大学生/専門学校生(年次不問)
お申し込みはこちら
お問い合わせはlip.studentsteam@gmail.com

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社会問題解決に向けて歩んでいきたい方々の沢山の応募をお待ちしています。

特定非営利活動法人 Living in Peace

2014年10月14日火曜日

今回の投稿は、新たに入会したメンバーの投稿になります。様々な人間が寄り集まって、働きながら社会を変えるために何を抱いて活動しているのか、その現場感が伝われば、と思っております。

自分の弱さについて



Living in Peace教育プロジェクトの活動に参加して仮入会から数えると9ヶ月経ちました。最近、プロジェクトメンバーとして活動する自分と、Chance Makerの皆様や、この問題に興味を持ってHPやブログを見てくれたりイベントに参加して下さる方と自分を繋ぐものってなんだろうと考えます。

それは、独りだったら目を背けてしまうかも知れない不正義に抗うために連帯を求める姿勢なのかなと思います。自分の弱さを認めることができるから現実を直視し、人と繋がろうと思えるのだと…

自分の弱さについて書いて見たいと思います。

私はごく普通の家庭で育ったと思っていましたが、母は感情的に不安定な人で、他人と親密な関係を築くことができない父との仲は良くなく、いつも家庭の中には緊張と不安がありました。母が突然怒り出すこととか、いつも寂しそうなのを見て、自分のせいなのだと思っていました。

10代中ごろから極端に無気力になって、苦しくて仕方なく隠れてお酒を飲むようになり、24歳のとき、気づいたら止められなくなって鍵のかかるアルコール専門病棟の中にいました。28歳のときにリハビリ施設への入所を経てお酒が止まりました。

お酒が止まって回復の為に通った自助グループのミーティングで自分にとって大きな出会いがありました。十数年前に飲酒が止まったメンバーに相談を持ちかけ、こんな会話をしました。

「お前はなんでここに来ているんだ。」

「生き方がわかりません。」(私)

「お前が苦しいのは全てお前が不正直なせいだ。飲酒が酷かったときの自分の姿を痛みを伴うように話す努力をしろ。」

当時、北海道の過疎の町にいて、冬は凍てついてドアが開かなくなる古い教会の礼拝堂で、白い息を吐き、寒さと不安に震えながら数人でミーティングを繰り返しました。その人は言葉通りのことを絶えず実践し続けていて、その言葉は私にとって、手にとって眺められる位のリアリティがありました。自分の現実を捉える言葉に飢えていたことに気がつき、正直に自分を語る作業に必死で取り組みました。徐々に現実的な行動がとれるようになり社会復帰もできました。

人が自分の弱点・欠点を克服するために


隣町のミーティング会場に行く車の中でこう言われたときのことが脳裏に焼きついています。

「弱点や欠点っていうのは、自分が本当にそれを受け入れたときには弱点や欠点であることを止めるんだ。」

身内が亡くなったり、不況で失業したり、自分の手に負えそうもないことは四六時中起こりましたが、困り果て、精根尽き果てたときに必ず心に浮かぶのは、不安に震えながら自分の弱さを言葉にして絞り出した経験でした。自分が身に着けた問題解決方法が、自分に起こり得る全ての問題に対して有効だという確信があったと思います。

参加するということ


お酒を飲まない時間が10年以上経ち、様々な人が犠牲を払って積み上げた制度や仕組みの上で自分が回復に取り組めてきたことが理解できるようになり、経験を手渡す立場になった頃、社会構造の変化によって新たに繋がるようになった大勢の若年層メンバーが、就労の機会を得ることができない現実に突き当たりました。

「どんなに小さなことでもいい。絶望した人がそのままの状態で手を出し、経験を増やせる仕組みを作ることに参加したい。」と思うようになりました。

派遣で働いているので状況が安定せず数年迷った後、Living in Peaceに参加し自分の経験の少なさにうろたえながら活動しています。

メンバーも、Chance Makerの方も、イベントに来て下さる方も、それぞれの現実を背負って同じ活動の中で連帯しているのだと感じます。一人でも多くの方と一つでも多くのことを分かち合えるようプライドを持って活動していきたいと思っています。
前回のコラムからだいぶ月日が空いてしまい、申し訳ありません。前回は七夕の話題に少し触れましたね。大変な夏休みが終わって、ようやく学校の運動会が終わったところです。お子様をお持ちのご家庭はお疲れ様でした、ですね!

七夕の夜空に託した子どもたちの祈り



前回のコラムで次回は子どもたちの願いについてお話ししたいと触れました。七夕と言えば短冊なのですが、残念なことに、思春期の子はなかなか書いてくれません。それでも、最終的にどんなことを書いてくれたのか、他の子どもたちが書いたこととともに紹介できれば、と思います。

“サッカーがうまくなりますように”

“上手に泳げるようになりますように”

“おこづかいが増えますように”などです。

家族再統合に向けた課題


見て頂ければ分かるように、一般的な家庭で育った子どもたちと書くことは一緒なのです。ただ、中には家庭環境への願いが込められた短冊もあり、

“お父さんと一緒に過ごせますように”

“お母さんにアイスを買ってもらえるようになりますように”

“家に帰れますように”といった願いも書かれていました。

決して家庭で良い養護を受けてきたとは言い難い子や、家庭を知らない子であっても、子どもからすれば施設ではなく、温かい家庭で信頼のおける両親に育てられるのが最良なのです。それが可能なのであればそうさせてあげたいと施設の職員も思っていますが、現実はそうではありません。経済的な理由だけでなく、愛情の歪みや親の障害や親の身勝手など理由は様々ですが、その子にとっては施設で生活した方がまだいいと判断された子が生活しています。

ただ、施設で生活しながらではありますが、少しでも良い環境を子どもたちに与えられるよう私たちは日々努力していますし、これからも最善の方法を模索していかなければなりません。

“みんなが幸せに、みんなが仲良くなれるように”


さて、子どもたちが書いてくれた願いには、こんな願いもありました。

“夏休みの旅行に、みんなで楽しく行けますように”

“みんなが幸せに、みんなが仲良くなれますように”

施設で生活しながらも、人との良い関係を子どもたちは願っているということです。

基本的に、児童養護施設は子どもたちの受け入れを拒否する事はできず、いろんな大変な状況下に置かれた子どもたちを必ず受け入れなければなりません。社会保障のセーフティネットとして、他に生き場のなかった子どもたちを受け入れるのです。その時、一時的に入所中の子どもたちに負担を強いることになっても、共に共存出来ることを目指します。

職員によっては、担当の子に悪い影響がある子どもの入所をしんどく思う時もありますが、施設は小さな社会、社会には様々な人がいて、自分にとって良い人、悪い人がいる中で自分を見失わず生きていく術を身に付けなければならないのだと、私はいつもそう思って子どもと接しています。

そんな中で、子どもたちが願うように、“みんなが幸せに、みんなが仲良くなれるように”生活していきたいし、子どもたちにその願いを叶えさせてあげたい、そう心から思いながら、日々の生活送っています。


こちらの地域(岐阜)では、9月は運動会、体育祭シーズンでした!各学校に参観可能な保護者、里親さん、職員で応援に行きましたが、やっぱりいいですね。


子どもたちが日常で見せる顔もいいのですが、一生懸命頑張っている姿、いつ見ても自然と目頭が熱くなります。この仕事をやっていて良かったと実感するひと時でした!

7月29日 (火)に明治大学(和泉キャンパス)で、また、7月31日 (木) に法政大学(多摩キャンパス)で、Living in Peace学生インターン初の企画である「空気を入れて社会を変える」イベントが開催されました。少し遅くなってしまいましたが、学生インターンの初企画についてお話させて頂きたいと思います。

大学生に児童養護施設・社会的養護の現状、そしてLiving in Peaceについて知ってもらおう!!


企画概要としては、自転車の空気を無料で入れている間少しだけお時間を頂き、学生に「社会的養護」やLiving in Peaceの活動について興味を持つきっかけ提供するイベント。

イベント当日は、各大学の学生さんが、試験期間の忙しい時期にも関わらず、2日間の合計で30名の方の自転車に空気を入れさせて頂き、児童養護施設や社会的養護の現状、Living in Peace の活動についてのお話を聞いて頂きました。

今回の企画の特徴のひとつがスポークカード。



空気を入れさせて頂いた方の中で希望者の方には、Living in Peaceのロゴが入ったスポークカードと呼ばれるラミネート加工を施したカードをお配りして、自転車のタイヤに装着して頂きました。その方々が自転車で走るたびに、自転車を見かけた方々にLIPのことを知って頂くことができた(はずです)。

最初はこちらも少し恥ずかしかったのですが、「お兄さん・お姉さん無料で空気入れませんか!」と威勢よく話しかけると、こちらも慣れていくことができましたし、「無料で空気を入れます!」というイベント自体の奇抜さが功を奏したのか、こちら側の説明を興味深そうに聞いて下さる学生が多かったです。

児童養護施設の問題を少しでも身近に感じてもらいたい





参加者の方が「大舎と小舎の具体的な違いは何ですか?」と尋ねて下さったり、法政大学の多摩キャンパスでは現代福祉学部があるためか「社会的養護興味あるんです!」と言って下さったり、さらに、帰り際に「頑張ってください!」と応援の声を掛けてくださったりしたので、私どもも楽しんでイベントをすることができました 。
「児童養護施設の問題を少しでも身近に感じてもらいたい」「普段は意識することがない社会的養護について、少しでも考えるきっかけを提供できたら」という思いから企画したイベントでしたが、まさか実現に移されるとは思っていませんでした。

このイベントをやり抜く事ができたのも、Living in Peaceの学生インターンをサポートして下さった社会人メンバーの方、そしてイベント参加者の皆さまのご協力のおかげだと思います。ありがとうございました。

現在は、もっとたくさんの学生がLiving in Peaceに参加出来るようにするための仕組み作りをしています。今後もイベントの開催なども行っていきたいと思うので、よろしくお願いします。

2014年10月5日日曜日

みなさま

いつもLiving in Peace、ならびに教育プロジェクトの活動を支えてくださりありがとうございます。

皆さまにご好評頂いている「朝活Chance Maker(チャンスメーカー)アワー」「ランチ会」ですが、前回から好評の「夜活」を継続開催いたします!!

児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」説明会ご案内


当イベントでは、LIP教育プロジェクトの児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」の仕組みや児童養護施設の現状、私たちの思いをメンバーから直接お話をさせていただきます。

また、ご参加いただく皆さまからのご質問やご意見も受け付けています。

少人数でざっくばらんにLIP教育プロジェクトのお話を参加者の皆さまとできればと思っています。

<こんな方の参加をお待ちしております>
  • 何か新しいことに取り組みたいと思われている方
  • 児童養護施設の現状に興味のある方
  • パートタイムNPOの活動に興味のある方
  • 教育プロジェクトに関心を持ってくださっている方
  • 寄付をご検討くださっている方
皆さまのお好きなお時間に、ぜひにお越しください!!お会い出来ることをメンバー一同楽しみにしております。



◆お申し込みはこちら:http://bit.ly/1mAR7r6
◆日時 : (いずれかの日程にご参加ください。)
  • 2014年10月16日(木)7:40〜8:30 (7:30開場) 
  • 2014年10月26日(日)12:00〜13:30 (12:00開場) 
  • 2014年10月29日(水) 20:30〜22:00 (20:30開場) 
◆会場 :

2014年10月16日(木)7:40〜8:30 (7:30開場)
カフェ サルバドル(CAFE SALVADOR)
二重橋前駅徒歩3分
有楽町徒歩5分
MAP:http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13144640/dtlmap/

2014年10月26日(日)12:00〜13:30 (12:00開場)
nR table表参道店
表参道駅から徒歩3分
MAP:http://nestrobe.com/cafe/omotesando/map/

2014年10月29日(水) 20:30〜22:00 (20:30開場)
開催場所:渋谷JINNAN CAFE
JR渋谷駅ハチ公口より徒歩7分
MAP:http://goo.gl/KdN576

◆定員 : 5名程度
◆参加費
  • 2014年10月16日(木):店内でワンドリンク購入必要
  • 2014年10月26日(日):食事代1000円程度
  • 2014年10月29日(水):食事代1000円程度
◆Living in Peace概要
国内の児童養護施設向け寄附プログラム「Chance Maker」を運営している
認定NPOです。活動は他に本業を持つメンバーのみで運営されているユニークな組織です。
活動の詳細はこちらをご覧下さい。
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