2013年8月24日土曜日

今回からメンバーへのインタビュー企画を開始いたします。
メンバーがどんな想いで活動を始めたか、仕事と活動を両立するためにしている工夫など、
ご紹介していきます。

初回はChance Makerの広報でもリーダーを務める上堀宇花さんです。
普段からメンバーの中心にいる彼女の活動に対する想いや、
結婚している中で活動を長く続けるコツなどを是非ご覧ください。



2013年8月17日土曜日

自分の貧困との出会いなんて、衆目に晒すのは気が引ける。
なんともしょうもないものだからだ。
厭味に聞こえるだけかもしれないが、僕は経済的に困窮した生活とは
これまで縁がなかったし、自分の内側から流れ出た感情の発露に絆されて
貧困問題に取り組むことを決めた、なんてこともない。
それでも敢えて書こうと思うのは、たぶん多くの人にとって
貧困との出会いなんて見た目ほど大したことじゃないし、
そこで英雄的な身震いを経験しなければ貧困に取り組むことと無縁であるわけでもない、
ということを伝えたいからだ。
あなたは、TVのなんとかスペシャルで取り上げられた”生活保護需給の衝撃―現代の貧困”
とかなんとか名づけられたプログラムを見て、「社会の闇だ!」「こんな日本に誰がした」と
憤らなければならない…理由はない。
あながた行動する理由など、あなたの生活の中のどこにでも転がっているのだ。
きっと。


みなさま

いつもLiving in Peace(LIP)、ならびに教育プロジェクトの活動を支えてくださり、ありがとうございます。

さてLIP教育プロジェクトでは、月に一度「Chance Maker(チャンスメーカー)アワー」を開催しております。
毎回うれしいことにご好評をいただいており、8月も引き続き開催させていただきます。

児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」説明会ご案内


「Chance Maker(チャンスメーカー) アワー」では、私たちLIP教育プロジェクトが運営している児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker(チャンスメーカー)」やパートタイムNPO(他に本業を持つメンバーで運営がなされるNPO)の具体的な活動、所属メンバーがLIPに入ったきっかけ等についてお話させていただきます。

こんな方のご参加をお待ちしております!


  • 寄付プログラムChance Makerにご興味のある方
  • パートタイムNPOの活動にご興味のある方
  • Living in Peaceの活動への参加にご興味のある方
  • どんなメンバーが活動しているのかにご興味のある方 


上記以外についても、少人数の会であることを活かし、当日はみなさまとの質疑応答の時間を多く設けたいと考えていますのでなんでも質問してみてください!




開催概要
日時:8月31日14:20-15:50
          (受付開始時間:14:10)場所:AT-Garage 東京都港区新橋6-18-3 中村ビル
   http://ow.ly/jEkMH
   http://www.facebook.com/atgaragepjt
   ※御成門が一番近いですが、新橋や浜松町/大門からもアクセスいいです。

◆定員 : 10名程度

◆参加費 : 無料

◆参加お申込フォームはこちら →http://p.tl/TByp

皆さまのお申込みを、メンバー一同お待ちしております!

☆彡 LIP寄付プログラム Chance Maker(チャンスメーカー)
http://www.living-in-peace.org/chancemaker/

2013年8月10日土曜日



このたび、松田典子に代わって教育プロジェクトのプロジェクトリーダーを
務めることになりました、飯田一弘です。

教育プロジェクト設立当初からリーダーをしていた松田は、
次の新しいチャレンジのために残念ながらLIPを退会することになり、
児童養護施設の子ども達に対し人一倍熱い想いを持っていた彼女の後を継いでリーダーになりました。

ライフワークとしての気構え


私のLIPでの活動歴はおよそ3年半になります。

松田の後任のプロジェクトリーダーの人選について内部で議論が行われたとき、
リーダーには「ライフワークとしての気構え」があること、
すなわち、子どもによりよい未来を提供することをライフワークとしていることが
不可欠の要件だということになりました。

私は、入会のきっかけについて書いた以前のエントリーをご覧いただければわかるとおり、
この活動を始めるまでは子どもの貧困や児童養護施設に関する知見を
全く持ち合わせていませんでした。
正直なところ、こういった問題への興味もありませんでした。
いわんや、ライフワークとしての気構えをや。
そんな私がLIPでの日々を通してどういう思いを持つに至り、
僭越ながら教育プロジェクトのリーダーを名乗ろうとするに至ったのかをご説明することで、
就任のご挨拶にかえたいと思います。

子ども時代の寂しさ


私は埼玉の出身です。
父は名古屋、母は愛媛の出身ですが、父が仕事のために
上京して居を構えたのがたまたま埼玉でした。
そのため、私が幼かったとき、私たち家族には頼れる親戚や友人がいませんでした。
当時の飯田家は経済的にも余裕がなく、両親は共働きでした。
姉がいたのでまったくひとりぼっちではありませんでしたが、
それでもひどく心細かったのを覚えています。
幼稚園から帰宅後、誰もいないがらんとした家の中で
ひとりで本を読みながら家族の帰りを待っていました。
黙読はまだできなかったので声にだして朗読していて、
近所の人が気味わるがったという話も聞いたことがあります。
鍵っ子生活は小学校高学年になる頃には終わりましたが、
あの頃の心細さは今も自分の中に強い記憶として残っています。


                                    photo credit
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