2014年2月12日水曜日

3回目のメンバーインタビュー企画となります。
今回は女性メンバーの宝水裕圭里さん。
宝水さんは寄付プログラム「ChanceMaker」の営業などを担当していて、比較的新しいメンバーではあるものの、既に中心となって活躍されています。

彼女はどのような想いで活動しているのかインタビューしていますので是非ご覧ください。
とても熱い気持ちを持った方です。


-私がLIPに入ったきっかけ-
「何とかお金を循環させる仕事をしたかった」

話が大学時代から始まるのですが、当時は奨学金の資金集めの活動をしており、
企業に営業などをしていました。この活動を通じて、元々自分の家があまり裕福では
なかったこともあるのですが、お金というのは”ある”ところには沢山あるのに、
”ない”ところには全然ないということを痛感し、
何とかお金を循環させる仕事をしたいと思っていました。


また1年間インドネシアで中高生が住む寄宿学校に下宿していたことがあったのですが、
そこに年間3万円の学費が払えずに大学進学を断念した高校生がいました。
僅かなお金がないことで夢を諦めなければならない人たちが世の中には大勢いることに
衝撃を受けると同時に、例えば300円でも100人いれば3万円は集まるのですから、
負担を最小限にした善意が集えば救える人が多いとも感じました。
私自身も多数の人のご寄附を元にした奨学金を借りていたので、
ぼんやりとこのような仕組みを作れたらと思うようになりました。
この時相談を受けながら、何もできなかったことが未だに心に残っています。

大学卒業後に証券会社に入ると、仕事に夢中になり学生時代の気持ちは薄れて
いってしまいました。しかしある時、今までの人生をじっくり振り返る機会がありました。
この時に先程お話しした原体験を改めて思い出し、金融を通じて社会貢献をしたいと
思い立ちました。そこで「金融&社会貢献」でインターネット検索すると慎さんの新刊
(ソーシャルファイナンス革命)を紹介するページに辿り着きました。

早速本屋で前書きを読むと、慎さんが大学院に入るときに親がお金を借りてきて
何とか入学でき、社会人になってからは逆に金融機関の立場からお金を取り扱うようになり
お金の持つ意味を色々考えるようになった、という一節を発見しました。
このエピソードに当時の自分の考えと重なる部分があり、実際に会ってみたいと感じました。

児童養護施設にも関心を持っていたことが、教育プロジェクトのミーティングに
参加してみようと思ったきっかけです。(その後2013年4月入会)

-入会前後の印象の違い-
「冷たい団体だと思っていたら真逆だった」

最初に驚いたのは、メンバー同士が感謝の気持ちを忘れないことと、
頑張るメンバーを惜しみなく応援する文化があること。
見学中はミーティングでの激しい議論を目にしていたので、何となく冷たい団体なのかなと
思っていたのですが(笑)、仮入会でメーリングリストに加入し入会手続を進めていく中で、
実際は真逆だと知りました。

-チーム毎の印象の違い-
「リーダーのカラーが出る」

私は「ChanceMaker」のイベント営業チームと、
今後立ち上げたいと思っている奨学金チーム(退所後の奨学金を検討している)の
2つのチームに所属しているのですが、それぞれ全く違うカラーですよね。
イベント営業チームは盛り上げ上手なリーダーがいて、スピードも相当早い一方、
奨学金チームではリーダーが一人一人の意見を汲み上げて、じっくりと進めていくので
とても温かい雰囲気です。前者が事業会社で、後者が福祉的な空気です。

-代表慎さんの印象-「懐の広い人」


すごく良く人を見ているけど、細かいことに口出ししないので、メンバーは自由に
活動できる。懐の広い人ですね。
そんな人が代表だから、LIPは短期間で成長しているのかなと感じています。
あとは信頼関係を大事にする人だと思います。
ただオーラがすごいのでメンバーもちょっと話しかけ辛いかもしれません。
これはオフレコでお願いします(笑)

-私の時間の使い方-「気分屋なので、気分がのったときに一気に片付ける」


私は気分屋なので、気分がのったときに一気に仕事を片付けます。
朝に気分がのることが多いので、通勤時間などに活動することが多いですね。
あとは週末を使っています。

【注釈】宝水さんは朝の5時頃から始動するため、LIPの中でも一番早いですね。
ちなみに深夜2時頃までLIPのメーリングリストは活発にやり取りしているので、
その間3時間が24時間の中で唯一の活動停止時間です
(夜中の3,4時にメールがくると、このメンバーは寝る直前なのか、
起きたところなのか不思議に思っています…)

-活動を続けるモチベーション-
「私の思い描いていた理想の活動」


LIPは私の思い描いていた理想の活動です。
先程お話した通り、昔奨学金の活動をやっていたので、運命的なものを感じます。
自分でNPOを立ち上げるのはとても大変だけど、こうやってメンバーとして
活動できて感謝しています。

-今後の目標-
「攻める営業をしたい」


一つは奨学金プロジェクトを無事にリリースさせること。
他には、本業で法人営業をしているので、LIPの中でも今までよりも「攻める営業」をして、
もっとお金を集めたいですね。
子どもたちとも距離を縮め、長期的な関係を築いていきたいです。

-メンバー募集-
「一緒にイベントを運営してくれる人!」


2014年のイベント営業チームは毎月新しい企画に挑戦しています!
メンバーのスケジュールはいっぱいいっぱいですが(笑)、ゼロから新しいことを作り上げる、
やりがいのある取り組みをしています。
専門的なスキルがなくても今日からお願いできる仕事がたくさんあるので、
興味のある方はぜひ見学に来てみてください(笑)。

-最後に「好きな言葉」-
「pay it forward」

学生時代、ある先輩が缶ジュースを買ってくれました。
その場でお金を返そうとしたら、「貰った親切は後輩に返してやれ」と。
格好良いセリフだと思い、たまに後輩相手に使っています(笑)

児童養護施設向けの活動を始めたのも自分自身が早くに両親との別れを経験し、
進学や生活で沢山の方にお世話になったからです。
色々な方に本当に迷惑をかけましたが、いつか自分も誰かの力になれる人に
なりたいなと思っていました。
微力ではありますが、自分のコミットが子ども達の未来に繋がると良いなと思います。

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