「子どもの貧困率」とは
平均的な所得の半分を下回る世帯で暮らす18歳未満の子供の割合を示す「子どもの貧困率」が平成24年時点で16・3%と過去最悪を更新したことが15日、厚生労働省の国民生活基礎調査で分かりました。
貧困率とは、相対的貧困率(貧困線に満たない世帯員の割合)のことです。平成21年の貧困線(等価可処分所得の中央値の半分)は 112万円(実質値)。 例えば夫婦、子ども2人の4人世帯なら、世帯の可処分所得が年224万円(月186,666円)未満、単身世帯なら、年112万円(月93,333円)未満が貧困となります。(所得額のみで、資産は考慮されていません)
日本の「子どもの貧困率」は、2009年時点で15・7%。経済協力開発機構(OECD)加盟34か国中、10番目に悪い数値で、低いレベルにあります。OECDに加盟している先進国の貧困率は平均して11.1%であるのに対し、先進国のなかで貧困率第1位のアメリカ(17.3%)に次いで、日本は第2位(15.7%)なのです。
その一方で、貧しい家庭に生まれた子供の教育や生活を支援するため政府が定める「子供の貧困対策に関する大綱」の原案がまとまりつつあります。これまでに、貧困状況に置かれている子供の実態を的確に把握するため、「生活保護世帯の高校進学率」など12項目を「子供の貧困に関する指標」と定め、これを国は今後策定されていくだろう個別法の出発点としていくことと思います。
そこで重要なのは、徹底した子ども目線で考えられているかどうかだと。私たちは、考えております。
しかし、ひとことで“子どもの貧困”と言っても、現代のこの国では非常に見えづらく、また分かりづらいものです。
“子どもの貧困”の現状と今後を考える「Chance Maker Hour」のご案内
私たちLiving in Peaceは、機会の平等を通じて、貧困の削減を目指す事業を運営する認定NPOです。この度、これまでに私たちが知りえた問題の現状と問題解決の仕組み、そしてその今後についてお話する機会「Chance Maker(チャンスメーカー) アワー」を企画しました。
「Chance Maker(チャンスメーカー) アワー」では、いわゆる“子どもの貧困”の実態を踏まえたうえで、児童養護施設の現状や、私たちLIP教育プロジェクトが運営している事業内容、パートタイムNPO(他に本業を持つメンバーで運営されるNPO)の具体的な活動、所属メンバーがLIPに入ったきっかけ等についてお話させていただきます。
【こんな方の参加をお待ちしております】
- “子どもの貧困”に関心のある方
- 児童養護施設の現状に興味のある方
- パートタイムNPOの活動に興味のある方
- Living in Peaceの活動への参加に興味のある方
- どんなメンバーが活動しているのかに興味のある方
上記以外についても、少人数の会であることを活かし、当日はみなさまとの質疑応答の時間を多く設けていますので、なんでも質問してみてください。
<開催概要>
◆日時:8月16日15:20-16:50 (受付開始時間:15:10)
※会場の都合上、受付開始時間後にお越しください。
◆場所:AT-Garage 東京都港区新橋6-18-3 中村ビル
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※御成門が一番近いですが、新橋や浜松町/大門からのアクセスも良いです。
◆定員:10名程度
◆参加費:無料
◆参加申込フォームはこちら
皆さまのお申込みを、メンバー一同お待ちしております!!
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