Living in Peace教育プロジェクトで子どもたちとの交流会を運営するチームに参加している小野と申します。Living in Peaceは、支援先の児童養護施設の子どもたちとの交流会を年10回程度開催しています。今回の記事は、先月催された1年間の交流会の振り返りについて、ご紹介したいと思います。
同じ交流会の前半にはおもちゃ作りセッションを行いました。
さあ、いざ上映です。
私:(ポップな曲だし、盛り上がるに違いないぞー)
曲:「♪♪!♪♪!ヤワなハ〜トがしびれ〜る〜♪」
私:(軽快に踊っちゃったりして)
子どもたち:「ふるーい!」
・・・そうなのです、子どもたちにはこの曲は古かったようなのです。LIPメンバーも何故か「何でこの曲?」といった様子。やはり、中学生たちと私の間には年代の違いがあるようです。
そんなこともあり、やや私は意気消沈したものの、スライドショーは無事に終了。その後しばらく歓談している間に、私のPCに繋いでいたポータブルスピーカーは、子どもの携帯プレーヤーに繋がれて、最近流行っているらしい曲を流しています。そんな中、ふと耳にしたことのある曲だなあと思うと、モンゴル800の「小さな恋のうた」がかかっているではありませんか。「あれ?何で?」とすぐに思いましたが、私と同じく気になったメンバーは、子どもに聞いたそうです。
メンバー:「えっ?この曲知ってるの?」
子ども:「ん?カバーの曲でしょ。」
・・・そうなのです、モンパチのこの名曲も、彼らにとってはカバーの曲なのです。本日2回目の年代間ギャップ。
ただ、考えてみれば、確かに子どもたちの遊び方を見ても、任天堂DSでゲームをしていたり、写真を撮っていたりして、自分の子どもの頃とは、当たり前ですが変化していることに気がつきます。ただ、そのように変わっていることがある一方で、変わらないこともあるのだな、と1年間の交流会を通して感じたこともあります。
例えば、子どもたちと一緒に電車に乗っていたときのこと。中学生の男の子たちは、時間を持て余すと、つり革にぶら下がったり、あるいは、つり革に掴まらないままで、どちらが長くじっと動かないで立っていられるかを競ったり、私も子どもの頃にしていたことを変わらず見せてくれたりします。きっと、遊びの基本的なところは変わらないのでしょう。
そして、変わらないことを感じさせたエピソードがもう一つ。とある駅のホームでのことです。子どもたちは電車を待つ間、ホームのイスに座っていたのですが、彼らの前をおじいさんが通ったとき、子どもたちはそのおじいさんに席を譲っていました。これも私が子どもの頃、いえ、おそらくそのもっと前から変わらないことなのだろうと思います。
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