こんなところで個人的な悩みを吐露するのもどうかと思うのですが、
困っているので書かせていただきます。
フィードバックセッションのお話
年末年始にかけて、
LIP内で「フィードバックセッション」というものをやりました。
これは、今年から初めて導入した制度なのですが、
一般の企業的にいうと、人事評価、という感じでしょうか。
具体的には、
まず全員が2012年の振り返りと2013年の目標を自己分析し
(その自己分析は全員に公開されます)、その自己分析を読んだ上で、
各々がそのメンバーに対するフィードバックをしていきます。
フィードバックは、良いところ、改善点、今後の期待がメインで、
全員からではなく、自分が希望する人から受けることができます。
私は、主に一緒にタスクをやっているチームメンバーと、理事数名から
コメントしてもらいました。
そして、最後に、それらの評価を取りまとめたものを、
1人の理事から面談で聞かせてもらうという流れです。
ボランティアで日々頑張っているのに、
その上さらに自ら進んでネガティブな評価をもらいにいくなんて、
どんだけマゾですか、と思う方もいるかもしれません。
報酬もなく、1人1人の想いの強さやモチベーションが大事なのに、
そのモチベーションを下げるようなことをわざわざやるのか、と。
初めてのことだったのでそのような懸念も多少あったと思いますが、
1人1人が成長するためには有益な機会であるということで、実行に移されました。
ネガティブな評価がモチベーションを下げないよう、
運用の細かい点で工夫もしていたと思います。
そして、先週の日曜日、私へのフィードバックが行われました。
担当理事のTさん(男性)が自宅近くまでやってきてくれました。
余談ですが、
私は湘南エリアに住んでいて都心から少し離れているので、
Tさんに「近くまで行くよ」と言われて驚きました。
で、よく聞くと、Tさんは
湘南デートの真っ最中に彼女を置いて、私の面談に来たというではないですか!
私はそんなTさんの責任感の強さに驚愕し、
彼女さんの懐の広さに拍手喝采を送ったのでした。
さて、ここからが本題です。
私へのフィードバック、個人的には少しがっかりしたものでした。
というのも、改善点で手厳しいコメントがなかったからです。
私は厳しいコメントを期待していました。
たぶん私は器用で、なんとなくうまくまとめてしまうことができるから、
会社でも厳しいフィードバックを受けにくい傾向にありました。
NPOで自分を律するスキル
しかし、詰めが甘かったり、やりたくないことを後回しにしたり、
こっそり手を抜いたり、という自分の中にある弱さ、ズルさに、
本当は自分が一番気付いているんです。
私はそれを指摘してくれる人を待っていたんだと思います。
人から指摘されると対策するモチベーションが高まりますよね。
でも指摘してくれる人がいなくて、がっかりしたんです。
そんな話をTさんとして、その後チャリを走らせながら自宅に帰るときも
ずっとこのことを考えていました。そこで、ハっとしたんです。
人に指摘されたら直そう、と思っているそのこと自体が私の一番の欠点だと。
意志の弱さやちょっとしたズルさを、
人に気付かれない程度なら「まいっか」と思ってしまう自分への甘さ、
それが私の一番の欠点じゃないかと。
仕事でも成長が鈍化している危機感を感じていたのはなぜか。
いつまでも「ダイエットは明日から」なのはなぜか。
家をキレイに保つと決めてもすぐに汚れるのはなぜか。
すべて、自分への甘さと、
それを「まいっか」と思ってしまっていることが根底にあるなぁ、
と気づき、目からウロコがボロボロでした。
メンバーから厳しく改善点を指摘されなかったフィードバックセッションで、
自分の最大の改善点に気付かされた、そんなお話しです。
「自分への甘さ」少なくない人が抱えていることだと思うのですが、
皆さん、これとどのように向き合っているのでしょう。
意志が弱い人に「意志を強く持て」と、
自分に甘い人に「自分に厳しくしなさい」と、
言うだけでは効力はないですから。
自分へ厳しくなりきれないこの性格とどのように向き合うか、
それが今の私の一番の悩みです。
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