Living in Peaceの小野です。
今回も、私たちが実施している交流会について書きたいと思います。
先月5月は「おいしい交流会」と題し、調理師経験を持つLIPメンバーを講師に迎えて、
料理教室を行いました。
当日は、チームごとに分かれて近くのスーパーで買い物をした後、
イタリアン料理作りに取りかかりました。
前菜担当のチーム、肉料理担当のチーム、ピザ担当の、
パスタ・デザート担当の、それぞれのチームがレシピを見ながら調理します。
ピザチームはピザ生地から、パスタチームもパスタから作り、
料理をしたことが余りないような子も、意外にテキパキと、上手に作っています。
各チームの料理の出来映えは、写真をご覧頂ければきっとお分かり頂けるでしょう。
(ヨダレにご注意ください。)
おいしい料理を食べた後は、最後に、講師であるメンバーから、
調理師の仕事についての説明が行われました。
このとき、彼らが講師の話をきちんと聞いていた姿は特に印象に残っています。
生活に大切なこと
さて、今回の交流会で私が感じたこと、そしてここで伝えたいことは、
「ささやかだけど確かなこと」です。
それはどんなことかと言うと、
「自分で買い物に行ってみること」
「アスパラガスが苦手だったけど、自分で作ったら食べられたこと」
また、私は交流会の当日、行き帰り子どもたちと一緒に電車に乗るのですが、
「切符を、自分で買えるようになること」
そういう、子ども達にとってささやかだけど、生活の中で確かなこと、です。
今回の料理教室での買い物は、普段自分達でスーパーに買い物に行くことが
あまりない子どもにとっては、それ自体がよい体験になったようです。
もう子どもではない私たちは、今となっては大抵のことを
何気なく行動していますが、それは、ひとつひとつのささやかな
体験の積み重ねがあったからなのだと気がつきます。
普段の暮らしの中で
例えば、今でこそスターバックスで日常的にラテを飲んでいる私も、
地元に初めてスタバができて、初めて入ったときは、注文の仕方が分からなかった。
注文の仕方が分からず、行きたいけれどなかなか行けない、
という期間が結構長かったことを覚えています。
当時はあの注文スタイルは新しかったからですが、
そのスタイルが当たり前となっている今の自分にとっては、
そんな風だったなんて考えられないくらいです。
スタバで注文ができるようになることと、
切符を買えるようになることは、似ている気がします。
ささやかだけど、生活の中でとても確かなこと。
今回は、料理という、手作りでとても確かなことだったから、
より感じたのかもしれません。
交流会に参加している彼、彼女たちに、
少しでもそういう確かな体験をしてもらえたらなあ・・・と思います。
【定例ミニイベントお知らせ】
LIP教育プロジェクトでは、2ヶ月に一度
「Chance Maker(チャンスメーカー)アワー」を開催しております。
「Chance Maker(チャンスメーカー) アワー」では、
私たちLIP教育プロジェクトメンバーがLIPの活動紹介をするイベントです。
私たちの寄付プログラムについて、活動のあゆみ、
パートタイムで活動することなどをお話します。
開催概要
日時:6月15日15:20-16:50(受付開始時間:15:10)
場所:AT-Garage 東京都港区新橋6-18-3 中村ビル
http://ow.ly/jEkMH
http://www.facebook.com/atgaragepjt
※御成門が一番近いですが、新橋や浜松町/大門からもアクセスいいです。
◆定員 : 10名程度
◆参加費 : 無料
◆参加お申込フォームはこちら → http://bit.ly/13ixYQe
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