2013年2月17日日曜日


Living in Peace教育プロジェクトの上堀(かみほり)と申します。

今後このblogで、Living in Peace(以下LIP)教育プロジェクトの日々の活動や、活動を通じて感じていることをご紹介していきたいと思っています。


最初なので、少し自己紹介を。

私は1年10か月ほど前にLIPに入りました。2011年5月ごろです。もともとは「Chance Maker」の寄付者でしたが、震災をきっかけにお金を出すだけでなく自分も何か動きたいという気持ちが大きくなり、メンバーになりました。本業は、食品流通系の会社で、広報の仕事をやっています。


Living in Peaceで開催される飲み会


さて、今日は、先日教育PJで開催した飲み会の話題を。

1月中旬のことなので、少し前の話になります。写真はそのときのものです。手前のテーブルは男性だけで、なんだか男臭いですねぇ…苦笑。この日はたまたま女性の参加が少なかったのですが、活動メンバーの実際の男女比は半々くらいです。





この日は「壮行会」として3人のメンバーを送り出しました。

1人目は、まだ「Chance Maker」という寄付プログラムさえなかったときから活動していたY子さん。
教育PJの活動の基礎を作ってくれた功労者の1人ですが、ご結婚&出産を機に、活動メンバーを外れることになりました。


2人目は、本業が弁護士のTさん(男性)。
これまで法律関連のことを一手に引き受けてくれていて、認定NPO取得の際にも大活躍してくれたメンバーです。
激務で活動の時間が取れないことから、いったん休会されることになりました。出会ったときは爽やかイケメンでしたが、久しぶりに会ったTさんは激務の影響か、少しばかり年齢より老けた印象になっていました。笑。


3人目は、最近入会されたSさん(男性)。
歓迎会もされないままに、壮行会で送り出されるという珍しい事態になりました。というのも、「期待の新人!」と、メンバーが鼻息荒く迎え入れたところで、いきなりの海外赴任の辞令!LIPは、皆、本業を持つ身なので、稀にこういうこともあるんです。Sさんは数日前に渡英され、イギリスからのリモートの活動を検討中です。

完全パートタイムNPO

LIPは「完全パートタイムNPO」で、全員が本業(仕事、学業)を持ちながら活動しています。LIPを仕事にしているメンバーは1人もいません。そのため、コミットメントのレベルは様々です。

本業にプラスして大学院に通うメンバーや家庭があるメンバーもいますし、本業の繁忙期も様々です。私も夫が1人います。Sさんのように、MTGには参加できないけれど、リモートで限られたタスクに携わるメンバーもいます。このブログで記事を書いている関口もロンドンにいます。

Y子さん、Tさんのように、一定期間LIPに在籍して、大きな貢献をして、それぞれの事情で活動から離れていく人もいます。


私は、LIPの活動を始めるまで、社会貢献活動・NPOをやる人は、もっと肩肘張ってやっているんだと思っていました。一度活動に参加したら、寝食を忘れてやる、一生やる、それくらいの覚悟がないと始めてはいけないものなのかと思っていて、

そういう“ガチな”人たちが集まっているのかなぁと想像したりしていました。

なので、最初、MTGを見学しに行くときは、かなりドキドキしました。
「中途半端な気持ちで来ないでください」とか、言われないかな…と思ったりして。

ですが、実際にはそうではありませんでした。

LIPでの活動は、もっとフレキシビリティがあって、いろいろな関わり方を認める雰囲気があります。仕事をしていれば、想定外に本業が忙しくなるようなこともありますが、そのときには、その人が「白旗」を上げれば、周りがサポートするようになっています。

関わるきっかけも様々で、「児童養護施設」とか「子どもの貧困」にもともと関心があった人もいますし、本業のスキルを活かしたいという人もいます。私のように、漠然と「何かしたい」という想いで、ここに集まってくる人もいます。

もちろん、寄付金をいただき、子どもたちのために活動している以上、タスクを中途半端に放り投げるようなことは許されませんし、LIPの事業を前に進めていく責任は、皆、重く感じています。

そんな、「フレキシブルさ」「厳しさ」、両方を持ち合わせているのが、LIPの雰囲気の特徴だと私は思っています。語弊があるといやですが、サークルみたいな楽しさがあります。大学の友人でもない、会社の同僚でもない、ただの友達とも違う、社会人になって出会う特別な”仲間”です。でも、仕事をしているときと同じくらい、緊張感や責任感を持ってタスクにあたってもいます。

もちろん、組織としてダメダメなところもいっぱいあり、まだまだ頑張らないといけないことはいっぱいありますが、そのあたりのことはまた別の機会に書きたいと思います。

ソーシャルアクションの意義


代表の慎の言葉に
「1人の100の行動より、100人の1つずつの行動によって、
世の中はゆっくりとでも確実に変わってゆく」

というものがあります。

私は、すごくこの言葉が好きなんです。

1人では大きなことはできない自分でも、何かを動かす力になれるかもしれないという勇気が沸きますし、周りのメンバーを信じる力にもなります。

Y子さんとTさんの顔を見ながら、これまでLIPの活動に関わってきたたくさんのメンバーの貢献があって今のLIPがあるんだなぁと実感し、改めてメンバーのみんなに感謝した飲み会なのでした。

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