簡単に自己紹介をします。
飯田一弘、男性。
今年、36歳になります。
LIPの活動を始めてから、まもなく3年になります。
LIPの活動を通じて日々感じていることを紹介していけたらと思っています。
今日は最初の投稿なので、私とLIPの出会いについておはなしします。
私はLIPの活動に参加する前から、代表の慎とは知り合いでした。
彼のブログをきっかけに、かるい気持ちで活動の見学を申し込みました。
2010年2月28日のことでした。
慎につれられて、つくばにある児童養護施設に電車で向かいました。
その日は東京マラソンの開催日でした。
競技会場に向かうランナーたちを横目に、道中、慎から児童養護施設について
即席の講義を受けました。
実は、この講義の内容はほとんど覚えていません。
施設に着いてからの印象にかき消されてしまったからです。
よく覚えているのは、まずニオイです。
小学校の校舎のような古いニオイで、初めての場所なのにどこか懐かしい感じがしました。
もうひとつは、室内でもひどく寒かったこと。
ガタガタと震えながら、子どもたちと体を動かして遊びました。
子どもたちのことでよく覚えているのは、幼稚園児くらいの小さな子たちのことです。
彼らが私にいきなり抱きついてきたことに、まずびっくりしました。
初対面の大人である私を全く警戒せずに、まるで自分の親に対してするように甘えてきたのです。
ひとりを肩車したら、ふたりめ、さんにんめが僕も私もとまとわりついてきて、
みんなをいっぺんに持ち上げようとして腰を痛めてしまいました。
もうひとつ覚えているのは、言葉遣いの乱暴な子どもがいたことです。
言葉遣い以外はごく普通の子なので、特に気にすることもないのですが、
自分自身の少年時代には経験のなかったことなので、違和感を感じました。
その日のことをあとで振り返って、
もちろん子どもたちはかわいかったし楽しかったけど、
それだけではない、もやもやした感覚がありました。
これまで知らなかった世界に触れたことを、直感しました。
それから、LIPの活動に継続的に足を運ぶようになりました。
ここまで深く関わることになるとは、当時は思っていませんでした。
実は、この児童養護施設初訪問の日には、私の人生を変える出会いが
もうひとつあったのですが、それはまた別の話です。
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