2015年4月26日日曜日



Living in Peaceは、鳥取こども学園における情緒障害時短期治療施設(情短施設)「希望館」の、小規模ユニット化への建替支援の一つとして、鳥取こども学園のクラウドファンディングを支援することを決定しましたが、このたび、ウェブサイトが完成しましたのでご連絡いたします。
 

鳥取こども学園クラウドファンディングページ → http://goo.gl/MYbsZk 

このクラウドファンディングにて、鳥取こども学園は、希望館の改築に関する必要資金合計2億6千万円の内、最後の不足額の約5百万円を調達しようと考えています。



これまで、鳥取こども学園は、2億6千万円を賄うために、5千万円の借入金の調達、募金活動としての映画の自主上映会の実施、「学園便り」発行を通じたファンドレイジングなどを同時に行うと共に、 さらに、施設長をはじめとした有志の職員によるカンパも行うことで、この期間に合計約2千6百万円の寄付金を調達し、その結果、希望館の改築に踏み切ることができました。

希望館の改築により、改築前は耐震基準の審査が出来ず、雨漏りや配管の腐食、更には地盤沈下による建物の傾きが起きた施設で過ごす事の不安がありましたが、それを解消し、子ども達の安全を確保することができました。


また、更なる小規模化を実現し、より家庭に近い環境で子ども達が過ごせる環境も確立することが出来ました。

この情短施設「希望館」は、全国でも珍しい児童養護施設の併設された施設です。
これは、「子どもの気持ちに寄り添い、子どもが必要とするものを全て揃える。」という鳥取こども学園の考えに沿って作られました。

情短施設は、心に大きな負担を負った子ども達が治療を受けながら生活をするための場ですが、当該施設を児童養護施設に併設することで、児童養護施設で過ごす事ができなくなった子どもも、一度住んだ施設から遠く離れる事なく、生活の場を移す事ができるようになりました。

情短施設の併設のみならず、これまでも、鳥取こども学園は、子ども福祉のパイオニア的施設として、先駆的な取り組みを続けてきました。

例えば、鳥取こども学園では施設を卒業した子ども達が働きながら暮らせる場所を作っていましたが、現在、「自立援助ホーム」として制度化され、全国に拡がっています。

私たちLiving in Peaceは、今回の鳥取こども学園のクラウドファンディングを通じて、本建替事業を支援することが、希望館の運営はもちろん、鳥取こども学園の他事業全てについて、現在、子ども達に提供している家庭的な環境・ケアのレベルを維持・向上させていくことに繋がると考えています。

そしてその結果が、鳥取こども学園で暮らす多くの子ども達は勿論、更には、鳥取子ども学園の先駆的な取り組みが全国の施設に波及していくことを通じて、更に多くの子ども達にも広がって行く未来を信じています。

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